PCのSSDが故障して起動できなくなった場合、事前に作成しておいた回復ドライブを使用して新品のSSDにWindows 11をインストールする方法が気になる方も多いでしょう。この記事では、回復ドライブを使って新品のSSDにOSをインストールする手順について解説します。
回復ドライブとは?
回復ドライブとは、Windows 11のOSや重要なシステムファイル、回復ツールを含んだUSBメモリのことです。これを使えば、PCが起動できない場合でも、OSの修復や再インストールを行うことができます。
事前に回復ドライブを作成しておくことが重要です。もしPCが故障した場合でも、回復ドライブを使ってOSのインストールや修復を行うことができます。
回復ドライブで新品のSSDにWindows 11をインストールする手順
回復ドライブを使って新品のSSDにWindows 11をインストールする方法は、いくつかのステップに分かれます。以下にその手順を詳しく説明します。
1. 回復ドライブを準備する
まず、USB回復ドライブを準備します。USBメモリをPCに差し込み、Windowsの「回復ドライブの作成」ツールを使って回復ドライブを作成します。USBメモリには4GB以上の容量が必要です。
2. 新品SSDをPCに接続する
次に、故障したSSDを取り外し、新品のSSDをPCに接続します。もし、デスクトップPCであれば簡単にSSDを取り付けることができます。ノートPCの場合は、内部のストレージ部分にアクセスしてSSDを交換します。
3. BIOS設定でUSBドライブから起動する
新品のSSDを接続したら、PCを起動し、BIOS(またはUEFI)設定に入ります。通常、PC起動時に「F2」や「Delete」キーでBIOSにアクセスできます。
BIOS設定内で「ブート順序」を変更し、USB回復ドライブから起動できるようにします。設定を保存して再起動しましょう。
4. 回復ドライブからWindows 11をインストールする
USB回復ドライブから起動すると、Windows 11のインストール画面が表示されます。インストール画面で「PCの修復」を選択し、「このPCを初期状態に戻す」オプションを選びます。
その後、「クリーンインストール」を選ぶことで、新品のSSDにWindows 11をインストールできます。インストールが完了すると、PCが自動で再起動し、新しいSSDでWindows 11が動作するようになります。
注意点とトラブルシューティング
新品SSDにWindows 11をインストールする際にはいくつかの注意点があります。まず、インストール先のドライブが正しいかを確認してください。誤って別のドライブにインストールするとデータが消えてしまうことがあります。
また、回復ドライブが破損している場合や、作成した回復ドライブが古い場合には、インストールに失敗することがあります。その場合は、Microsoftの公式サイトからWindows 11のインストールメディアを再度作成することをおすすめします。
まとめ
回復ドライブを使って新品のSSDにWindows 11をインストールすることは可能です。事前に回復ドライブを作成し、正しい手順でインストールを行うことで、PCが故障してもスムーズに復旧できます。
手順を守り、注意深く作業を進めることで、新品のSSDに無事にOSをインストールできます。万が一のために、定期的に回復ドライブを作成しておくと安心です。
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