Windows 11のSモードを使用しているPCで、最新バージョンへのアップデートに関する問題が発生することがあります。特に、Windows 11の22H2バージョンから更新しようとすると、「サービス終了」のエラーが表示され、更新ができなくなる場合があります。この記事では、Windows 11 Sモードを維持したまま、最新バージョンにアップデートする方法について解説します。
Windows 11 Sモードの特徴と問題点
Windows 11のSモードは、セキュリティを強化し、パフォーマンスを最適化するために、Microsoft Storeから提供されているアプリのみをインストールできる状態にするモードです。このモードでは、外部ソフトウェアのインストールが制限されているため、非常に安全で、軽快に動作するPC環境を提供します。
しかし、Sモードを利用していると、Windows Updateが正常に行えない場合や、他の設定変更が制限されることがあり、特にバージョンアップの際に問題が発生することがあります。
「サービス終了」のエラーについて
「お使いのバージョンのWindowsはサービス終了を迎えました」というエラーは、主に更新ができないバージョンに対して表示されます。Windows 11が古いバージョンである場合、このエラーが表示され、通常の手順ではアップデートできません。
このエラーを解決するためには、いくつかの方法を試す必要がありますが、Sモードを解除せずにアップデートを行いたい場合、特に注意が必要です。
Sモードを解除せずにアップデートを行う方法
Windows 11のSモードを解除せずに、最新のバージョンにアップデートする方法は限られています。まず、以下の手順を試してみましょう。
- 1. Windows Updateトラブルシューティングツールの実行:設定メニューから「更新とセキュリティ」に進み、「トラブルシューティング」を選択します。「Windows Update」を選んで、トラブルシューティングツールを実行します。これで、更新に関する問題が自動的に修正されることがあります。
- 2. 手動でアップデートを確認:設定メニューから「更新とセキュリティ」を開き、手動で更新プログラムを確認します。ここで、必要なアップデートが見つかれば、手動でインストールを試みます。
- 3. 最新のバージョンをMicrosoftのサイトからダウンロード:Microsoftの公式サイトから最新バージョンのインストーラをダウンロードし、手動でアップデートを試すことができます。
これらの方法で問題が解決しない場合、最終手段としてSモードを解除することを検討する必要があります。
Sモードを解除する方法
Sモードを解除することで、PCは通常のWindows 11として動作し、すべての機能を利用できるようになります。解除後、最新のバージョンへのアップデートも可能になります。
Sモードの解除方法は、次の手順で行います。
- 1. 設定を開く:スタートメニューから「設定」を選択し、「更新とセキュリティ」を開きます。
- 2. Sモードの解除:「Windowsのライセンス」セクションで「Sモードの解除」オプションを選びます。解除すると、PCが通常のWindows 11に切り替わります。
- 3. Microsoftアカウントでサインイン:解除後、Microsoftアカウントでサインインし、最新の更新プログラムをインストールします。
Sモードの解除は一度行うと元に戻せませんので、慎重に選択してください。
まとめ:Sモードを維持しつつWindows 11をアップデートする方法
Windows 11のSモードを維持しながらアップデートするのは難しい場合もありますが、手動で更新を試す方法や、トラブルシューティングツールを使って解決することが可能です。それでも問題が解決しない場合は、Sモードを解除することで、最新のバージョンにアップデートすることができます。
最終的には、自分の利用目的に合わせて、Sモードを維持するか解除するかを決定し、PCを最適な状態に保つことが重要です。


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