Windows 10を使用していると、特定のネットワーク共有にアクセスする際に「ネットワーク探索が無効です」というエラーメッセージが表示されることがあります。特に、バッファローのNAS（LS720DNB6BC）などのファイルサーバを利用している場合、このエラーが頻繁に発生することがあり、作業の中断を招いてしまいます。本記事では、この問題を解決するための手順をわかりやすく説明します。
ネットワーク探索が無効になる原因
「ネットワーク探索が無効です」というエラーメッセージが表示される原因はいくつか考えられます。主に、Windowsの設定や、NAS（ネットワーク接続ストレージ）の設定に問題がある場合が多いです。特に、ネットワークに接続されているデバイスが異なるワークグループに属している場合や、ネットワーク設定が不完全な場合にこのエラーが発生することがあります。
また、AD（Active Directory）とワークグループ間での認証やアクセス権限の不一致も、ネットワーク探索の無効化に繋がる要因です。
確認すべき設定項目
この問題を解決するために、まず確認すべき設定項目を以下に示します。
- ネットワーク探索の有効化：Windows 10のネットワーク設定から、ネットワーク探索が有効になっているかを確認します。
- ファイアウォール設定：WindowsのファイアウォールがNASへの接続をブロックしていないかを確認します。
- ワークグループ設定：NASが所属するワークグループと、PCが所属するワークグループが一致しているかを確認します。
ネットワーク探索を有効にする手順
ネットワーク探索を有効にする方法は以下の通りです。
- 「スタートメニュー」から「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」を選択します。
- 「ネットワークと共有センター」をクリックし、左側のメニューから「共有の詳細設定の変更」を選択します。
- 「ネットワーク探索を有効にする」を選択し、さらに「自動的にネットワーク接続を共有する」を有効にします。
- 設定が完了したら、「変更の保存」をクリックして設定を適用します。
これで、ネットワーク探索が有効になります。再度、NASへのアクセスを試みてください。
ワークグループ設定の確認
Windows 10とNASが異なるワークグループに属していると、ネットワーク探索が正常に機能しない場合があります。そのため、PCとNASが同じワークグループに所属しているか確認する必要があります。
ワークグループの確認方法は以下の通りです。
- 「スタートメニュー」から「設定」を開き、「システム」を選択します。
- 「バージョン情報」をクリックし、「コンピューター名、ドメイン、ワークグループの設定」を確認します。
- 必要に応じて、「ワークグループ」を変更し、NASと一致させます。
NAS側の設定確認
NAS（バッファローLS720DNB6BC）の設定も確認しておくべきポイントです。特に、NASがネットワーク上で自動的に認識されるように設定されているかを確認する必要があります。
NASの管理画面にアクセスし、以下の点を確認してください。
- ネットワーク設定が正しく行われているか（特にIPアドレスの設定）
- NASのネットワーク共有設定が適切か（SMB設定など）
- NASがAD環境と適切に連携しているか（ワークグループとADの設定を確認）
まとめ
「ネットワーク探索が無効です」というエラーが発生する理由には、Windowsのネットワーク設定やNASの設定が関係しています。この問題を解決するためには、ネットワーク探索を有効にすること、ワークグループ設定を一致させること、そしてNAS側の設定を確認することが重要です。
これらの手順を実行すれば、ファイルサーバへのアクセスがスムーズに行えるようになるはずです。もしそれでも問題が解決しない場合は、ネットワーク機器やNASのファームウェアのアップデートも検討してみてください。
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