CLIP STUDIO PAINTを使用していると、ブラシサイズを大きくするとフチがぼやける問題が発生することがあります。特に「ざらつきペン」などのブラシを使用していると、サイズを8px以上にしたときにそのような現象が顕著になります。この記事では、フチがぼやけないようにブラシ設定を調整する方法と、6〜8pxのフチのざらつきを維持しつつブラシサイズを大きくする方法を解説します。
1. ブラシの「最大径」を調整する
ブラシサイズを大きくするとフチがぼやける原因は、ブラシの設定で「最大径」や「密度」の設定が影響している場合があります。ブラシツールの設定を開き、「筆圧」や「ブラシの密度」などを調整し、最大径を適切な範囲に設定することで、ぼやけずにきれいなフチを保つことができます。
2. 「グラデーションテクスチャ」を調整する
ざらつき感が強すぎる場合、ブラシの「グラデーションテクスチャ」を調整することも有効です。特に大きなサイズで使用するとテクスチャが大きすぎて、ぼやけることがあります。テクスチャのスケールや強度を調整して、適切なバランスを取ることでフチのモコモコ感を抑えながら使いやすいブラシに仕上げることができます。
3. ベクターレイヤーの使用を見直す
CLIP STUDIO PAINTではベクターレイヤーでもブラシを使用できますが、サイズが大きくなるとどうしてもフチがぼやけてしまうことがあります。ベクターレイヤーを使用している場合、ブラシの「筆圧設定」や「鉛筆設定」を変更して、精度を上げることが求められます。また、ラスターレイヤーを使うことで、より繊細な表現が可能になる場合もあるので、試してみてください。
4. ざらつき感を調整する方法
ブラシサイズを大きくした際に、6〜8pxのざらつき感を維持する方法は、ブラシの「テクスチャ」を細かく設定することです。「テクスチャ」を細かく設定することで、ブラシサイズが大きくなってもフチのモコモコ感を保ちながら描画できます。また、ブラシの「不透明度」や「硬さ」の設定を調整して、よりシャープなフチを作り出すこともできます。
5. まとめ
CLIP STUDIO PAINTでブラシサイズを大きくした際にフチがぼやける問題を解決するためには、ブラシ設定の「最大径」や「グラデーションテクスチャ」、「密度」を調整することが重要です。また、ベクターレイヤーの使用やラスターレイヤーに切り替えることも効果的です。適切な設定を行うことで、ブラシサイズを大きくしても、6〜8pxのざらつき感を維持しつつ使いやすいブラシを作り上げることができます。


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