プログラミングにおいて、ループと条件判断を使用したフローチャートの作成方法を理解することは非常に重要です。今回は、1クラス40人の生徒の身長の合計と平均を求めるフローチャートを、ループ端記号を用いて作成する方法について解説します。
フローチャートとは?
フローチャートは、プログラムや処理の流れを視覚的に表現するための図です。各処理を表す記号を使用し、それらの処理を矢印で繋いでいくことで、プログラムの流れを理解しやすくします。
フローチャートには、さまざまな記号が使われますが、ループ端記号は特に反復処理を表現するのに使用されます。この記号を使って、繰り返し行う操作を視覚的に表現します。
問題の内容と流れ図の構成
今回の問題は、「1クラス40人の生徒の身長の合計および平均を求める」というものです。この問題を解決するための流れをフローチャートにする方法について説明します。
問題を解決するためには、次の流れで進めます。
- まず、身長の合計を求めるために、各生徒の身長を1人ずつ入力し、合計を更新します。
- 全ての生徒の身長を入力し終わったら、合計を40で割って平均を求めます。
- 処理の中で繰り返しを使うため、ループ端記号を使って反復処理を表現します。
フローチャートの作成方法
フローチャートを作成する際、まずは以下のステップを考えます。
- 開始:フローチャートは「開始」からスタートします。
- 変数の初期化:合計を0に設定し、カウンターを1に設定します。
- ループの開始:生徒数40人分のループを作成します。
- 身長の入力:各生徒の身長を入力し、合計に加算します。
- カウンターの増加:カウンターを1増加させ、40人に達しているかを確認します。
- 終了判定:カウンターが40に達したらループを終了します。
- 平均の計算:身長の合計を40で割って平均を求めます。
- 終了:最終的に結果を表示し、処理を終了します。
ループ端記号の使い方
フローチャートでループ端記号(長方形に矢印がついたもの)は、繰り返し処理を表現するために使われます。今回の問題では、40人の生徒について身長を入力する処理を繰り返すため、このループ端記号を使用します。
ループ端記号の中には「カウンターが40に達していない場合、身長を入力し、カウンターを増加させる」という処理を記載します。そして、カウンターが40に達した時点でループを終了し、平均を計算する処理に進みます。
まとめ
1クラス40人の生徒の身長の合計と平均を求めるフローチャートを作成するためには、ループ端記号を使って反復処理を表現することが重要です。フローチャートを使って流れを視覚化することで、プログラムの実装がスムーズに進むようになります。この記事で紹介したフローチャートを参考にして、プログラミングの理解を深めていきましょう。


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