ExcelでSUMIFS関数を使って年ごとの合計を計算する方法

Excelで特定の条件に基づいて数値の合計を計算する際、SUMIFS関数を使用することが一般的です。しかし、年ごとに合計を出す場合、少し工夫が必要です。この記事では、年月データを使って年ごとの合計を計算する方法を解説します。

1. SUMIFS関数の基本的な使い方

SUMIFS関数は、指定した条件を満たすセルの合計を求める関数です。基本的な構文は以下の通りです。

SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, ...)

例えば、あるシートに「年月」列と「売上」列があり、特定の年月に該当する売上の合計を計算する場合、SUMIFSを使用することができます。

質問では、「A列に年月(例えば2508～2201)があり、B列に売上データがある」という前提で、年ごとの合計を求めたいという内容です。年を判別して合計を計算するために、LEFT関数を使って「年月」の先頭2文字（年の部分）を抽出し、その年ごとに売上を集計します。

具体的な式は次の通りです。

SUMIFS(充電月報!$B$13:$B$51, LEFT(充電月報!$A$13:$A$51, 2), TEXT($A4, "00"))

この式では、LEFT関数で年月の先頭2桁を抽出し、その年に該当する売上データの合計を求めています。$A4には、年の値（例：25や22など）を入力します。

質問者が遭遇した問題は、「SUMIFS関数で計算ができない」「結果が0になる」というものです。このような場合、いくつかの原因が考えられます。

文字列の形式の不一致：年月データが文字列として扱われていない場合、LEFT関数で正しく年を抽出できないことがあります。これを確認するためには、年月データが「文字列」として認識されているか、または数値として保存されているかをチェックしましょう。
年の値の一致：条件として指定している年（$A4）が、年月のデータと一致していることを確認します。年の部分が「25」や「22」といった形式で保存されているか、テキスト関数で抽出した値と一致するようにします。
セル範囲の確認：合計範囲（充電月報!$B$13:$B$51）が正しいセル範囲を指定していることを確認します。