スプレッドシートで、あるセルが更新されるたびに別のセルにカウントを表示させる方法について、この記事ではその方法を解説します。例えば、A1のセルが更新されるたびにB1セルに1, 2, 3, 4…と表示されるように設定する方法を紹介します。
セルの更新回数をカウントする方法
GoogleスプレッドシートやExcelでは、セルの変更をトラッキングしてカウントする機能は標準では提供されていませんが、Google Apps Scriptを使うことでこれを実現することができます。
まず、Googleスプレッドシートで以下の手順を試してみてください。
- 1. スプレッドシートを開く。
- 2. 「拡張機能」→「Apps Script」を選択。
- 3. 新しいスクリプトファイルを作成し、以下のコードを入力。
Google Apps Scriptを使ってカウントを実現する
以下のコードをApps Scriptに入力することで、A1セルが更新されるたびにB1セルにカウントが増えていきます。
function onEdit(e) { var sheet = e.source.getActiveSheet(); var range = e.range; var cell = sheet.getRange('B1'); if (range.getA1Notation() == 'A1') { var count = cell.getValue() || 0; count++; cell.setValue(count); }}
このコードでは、A1セルが編集されるたびに、B1セルの値が1ずつ増えていきます。これにより、セルの更新回数を簡単にカウントできます。
コードの説明
コードの中で「onEdit(e)」という関数を使用して、スプレッドシートのセルが編集される度に自動的に呼び出されるようにしています。
「range.getA1Notation()」で編集されたセルの位置を取得し、「A1セル」が変更された場合に、B1セルにカウントを追加しています。
実際の利用シーン
この方法を使用すると、例えばA1セルにユーザーが何度もデータを入力した場合に、その入力回数を自動でカウントすることができます。また、B1セル以外のセルに表示することも可能です。
まとめ
Google Apps Scriptを使用することで、スプレッドシート内でセルの更新回数をカウントすることができます。コードを編集すれば、他のセルでも同様にカウントを行うことができ、より複雑なトラッキングシステムを構築することも可能です。これを活用して、スプレッドシートでの作業効率を向上させてみましょう。
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