Excelで「●月●週」という形式で週番号を算出したい場合、特に月曜日を基準にした週番号を計算する方法について解説します。例えば、2025年10月27日(月曜日)を「10月4週」としたい場合、どうすれば良いのか具体的な方法を紹介します。
月曜日基準で週番号を算出する方法
通常、Excelの`WEEKNUM`関数は週の始まりを日曜日または月曜日に設定できますが、`WEEKNUM`を使った単純な計算では、月曜日基準の「週番号」を正しく算出できないことがあります。特に、月ごとの週番号を求める場合に注意が必要です。
例えば、「2025/10/27(月)」のような月曜日を基準にした週番号を算出したい場合、以下の手順で解決できます。
問題の具体例:不正確な週番号
質問者が提示した式 `=WEEKNUM(A2,1) – WEEKNUM(DATE(YEAR(A2),MONTH(A2),1),1) + 1` は、月ごとの週番号を求めようとしていますが、この式では、10月27日(月)の週を「10月5週」と誤って算出してしまいます。
この理由は、`WEEKNUM`が月初の週を1週目としてカウントしてしまうため、実際の月曜日ベースでの週番号がずれてしまうからです。したがって、この誤差を修正するためには、別の方法を使用する必要があります。
正確な月曜日基準の週番号を算出する方法
月曜日基準で週番号を正確に計算するためには、`INT`関数と`DATE`関数を組み合わせた計算式を使用します。以下の式を試してみましょう。
=INT((A2-DATE(YEAR(A2),MONTH(A2),1)+WEEKDAY(DATE(YEAR(A2),MONTH(A2),1),2))/7)+1
この数式では、まず月初の日付(`DATE(YEAR(A2),MONTH(A2),1)`)を基準にし、その月の日付と月初の日付との日数差を求めます。次に、`WEEKDAY`関数で月初の曜日(ここでは月曜日を基準にするため、2を指定)を考慮し、その差を7で割って週番号を求めます。
この方法を使った具体例
例えば、2025年10月27日(月曜日)の日付(`A2`)に対してこの数式を適用すると、「10月4週」と正しく算出されます。同様に、2025年11月3日(月曜日)の場合には「11月1週」、2025年12月1日(月曜日)には「12月1週」となります。
注意点とその他の設定
Excelでの週番号の算出には、地域設定による違いがあることに留意してください。特に、週の開始日が日曜日か月曜日かによって結果が異なる場合があります。上記の方法では月曜日を基準にした週番号を算出するため、`WEEKDAY`関数の第2引数に`2`を指定して月曜日を基準にしています。
もし異なる週開始日(例えば日曜日)を使いたい場合は、`WEEKDAY`関数の第2引数を調整することで対応可能です。
まとめ
Excelで「●月●週」を月曜日基準で算出する方法は、標準の`WEEKNUM`関数を使うだけでは不十分な場合があります。月初日を基準にして日数差を計算し、適切な週番号を算出する方法が必要です。上記の数式を利用することで、2025年10月27日(月)のような正しい月曜日基準の週番号を求めることができます。


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