Blenderで編集モードのポーズをデフォルトに設定する方法

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Blenderでキャラクターのポーズを作成した際、編集モードで行った調整がポーズモードやオブジェクトモードに反映されないという問題に直面することがあります。特に、指などの長さを調整した場合、その変更がデフォルトのポーズとして保存されず、他のモードに切り替えると元に戻ってしまうことがあります。この記事では、その問題を解決する方法を解説します。

1. Blenderのポーズモードと編集モードの違い

まず、Blenderにおける編集モード(Edit Mode)とポーズモード(Pose Mode)の違いを理解することが重要です。編集モードは、ボーン自体の形状や構造を変更するモードで、ボーンの位置や長さを調整できます。一方、ポーズモードは、ボーンの動きを調整するモードで、アニメーションのためにポーズをつけたり、調整したりする際に使用します。

この違いを理解しておくことで、各モードでどのような変更を加えるべきかが明確になります。

2. 編集モードでのポーズをデフォルトにする方法

編集モードで行ったボーンの変更をデフォルトポーズとして設定するには、以下の手順を実行します。

1. **編集モードでボーンの位置や長さを調整**します。
2. 編集が終わったら、ポーズモードに切り替えます。
3. ポーズモードでボーンを初期状態に戻し、変更したいボーンを選択します。
4. 変更が終わったら、ポーズモードで右クリックし、「ポーズを保存」(Pose -> Apply Pose as Rest Pose)を選択します。

これで、編集モードで調整したポーズがデフォルトポーズとして保存され、ポーズモードに切り替えてもその変更が反映されるようになります。

3. ボーンの初期ポーズを設定する方法

ボーンの初期ポーズを変更する方法として、他にも以下の手順で行うことができます。

1. ポーズモードで、ポーズを設定したいボーンを選択します。
2. 右クリックで「ポーズを適用」を選択し、「Rest Pose」または「Clear Pose」を選ぶことで、ボーンの初期ポーズを設定できます。

この設定により、ポーズモードにおける変更が初期状態として保存されるため、今後新しいポーズをつける際にも簡単に反映させることができます。

4. まとめとヒント

Blenderで編集モードとポーズモードの間でのポーズの整合性を保つためには、ボーンの設定を適切に管理することが重要です。編集モードで調整したポーズをデフォルトとして保存することで、次回以降の作業がスムーズになります。ポーズをデフォルトとして設定する手順は、「ポーズを保存」機能を使って行うことができ、これにより変更が永続的に反映されるようになります。

また、ポーズモードや編集モードを切り替える際には、設定を保存しておく習慣をつけることで、さらに効率的に作業が進みます。これらの方法を試して、Blenderでの作業を効率化しましょう。

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