BlenderからFBX形式でエクスポートしたフィギュアをPOSERにインポートすると、フィギュアが異常に小さく、床に倒れて表示されるという問題が発生することがあります。この記事では、この問題を解決するための方法を詳しく解説します。
問題の原因と解決方法
BlenderからFBXをエクスポートする際、サイズや向きに関する問題が発生することがあります。POSERにインポートした際にフィギュアが小さくなったり倒れたりする原因は、主に以下の要素が関係しています。
- エクスポート時のスケール設定:Blenderで作成したフィギュアのスケールが、POSERのインポート設定と一致しないことがあります。
- 軸の向き:BlenderとPOSERで使用される座標軸が異なるため、インポート時にフィギュアが倒れることがあります。
- ボーンの設定:ボーンの親子関係や配置が不正確な場合、POSERで正しく読み込まれないことがあります。
FBXエクスポート時のスケール設定を確認する
BlenderからFBXをエクスポートする際にスケールが適切でない場合、インポートしたフィギュアが小さく表示されることがあります。エクスポート時にスケールを適切に設定することが重要です。
- エクスポート設定でスケールを1に設定:BlenderのFBXエクスポート時、スケールの設定が1.0であることを確認してください。これにより、POSERにインポートしたときにサイズが適切に保たれます。
- インポート設定の確認:POSER側でもインポート設定でスケールが適切に設定されていることを確認し、必要に応じて調整します。
軸の向きを確認する
BlenderではZ軸が上方向を示しますが、POSERではY軸が上方向を示すため、エクスポート時に軸の向きを調整する必要があります。これを解決するには、FBXエクスポート時に軸の設定を行う必要があります。
- エクスポート設定で軸を調整:Blenderのエクスポート設定で、「Forward」を-Z、「Up」をYに設定することで、POSERにインポートした際にフィギュアが正しい向きで表示されるようになります。
- POSER側の軸設定:POSERでも軸設定が正しいかを確認し、必要に応じて調整します。
ボーンとアーマチュアの設定を確認する
FBXエクスポート時にボーンやアーマチュアの設定が正しくないと、POSERで正しく読み込まれないことがあります。特にボーンの親子関係やウェイトペイントに問題がある場合、フィギュアが適切に表示されないことがあります。
- アーマチュアの適切な設定:Blenderでアーマチュア(骨組み)の親子関係が正しく設定されているか確認します。エクスポート前に「Armature」の設定をチェックして、不要なボーンが含まれていないことを確認します。
- ウェイトペイントの確認:各ボーンに対するウェイトが正しく設定されているか確認し、POSERにインポート後の動作に問題がないかを確認します。
まとめ
BlenderからPOSERにFBX形式でフィギュアをエクスポートする際に、フィギュアが小さく表示されたり、倒れてしまう問題は、スケール設定や軸の向き、ボーンの設定に関わる問題が原因となっていることが多いです。これらの設定を確認し、適切に調整することで、正常にフィギュアをインポートし、POSERでの作業をスムーズに進めることができます。


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