ChromebookでOpenUtauを使って重音テトを利用する際、音声は出るけれども作品の保存ができない問題に直面することがあります。この問題は、いくつかの設定や操作方法の不足が原因となっていることが多いです。この記事では、ChromebookでOpenUtauを使用する際に作品を保存するための設定方法や、問題解決のための手順を解説します。
OpenUtauとは?
OpenUtauは、UTAU音源を使って音声合成を行うソフトウェアで、MIDIファイルを読み込み、歌詞やメロディを入力して音声を生成することができます。特に、OpenUtauはWindows版が有名ですが、Linux版も利用可能で、Chromebookにもインストールすることができます。
ChromebookにOpenUtauをインストールする方法
まずは、ChromebookにLinux環境を整え、OpenUtauをインストールする必要があります。インストール手順は次の通りです。
- wget https://github.com/stakira/OpenUtau/releases/latest/download/OpenUtau-linux-x64.tar.gz
- mkdir openutau && tar -xf OpenUtau-linux-x64.tar.gz –directory openutau
- ./openutau/OpenUtau
- sudo apt update
- sudo apt install kmenuedit
- kmenuedit
この手順で、ChromebookにOpenUtauがインストールされます。次に、重音テトの音源を導入します。
重音テトのインストールと設定
重音テトの音源は、OpenUtau専用のバージョンを公式サイトからダウンロードできます。ダウンロード後、解凍したファイルをLinux環境の適切なディレクトリに配置してください。これで、重音テトをOpenUtauで利用できるようになります。
作品を保存できない問題の原因と対策
「作品の保存ができない」「WAVファイルのエクスポートができない」といった問題は、主に保存先のディレクトリ設定や権限に関連することが多いです。まず、保存先のディレクトリが正しく設定されているか確認しましょう。保存先のディレクトリに書き込み権限がない場合、保存ができないことがあります。
また、保存時に「ustxファイルが保存できない」という問題が発生する場合、ファイル名やファイルパスに特殊文字が含まれていないか確認しましょう。一般的に、英数字とアンダースコアのみを使用するのが安全です。
WAVファイルのエクスポート方法
WAVファイルをエクスポートするためには、まず音声合成が正常に完了していることを確認します。その後、「エクスポート」オプションを選択し、保存先を指定してエクスポートを実行します。エクスポート先がLinux環境内で書き込み可能な場所であることを確認しましょう。
まとめ
ChromebookでOpenUtauを使って重音テトの音声を保存するためには、正しいインストール手順と保存先の設定が重要です。特に、ディレクトリ設定やファイル名に注意を払い、保存先の権限が正しく設定されていることを確認してください。問題が解決しない場合は、保存先のパスに英数字のみを使用して再度試してみてください。

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