Excelを使って編集したデータを、他の人と共有し、相手にも編集してもらう方法はいくつかあります。Excel2019以降を使用している場合、クラウドを利用する方法とローカルファイルを共有する方法の2つが考えられます。本記事では、それぞれの方法について詳しく解説します。
Excelデータを共有する方法
Excelファイルを他の人と共有するには、以下の3つの方法があります。
- OneDriveやSharePointを利用してクラウド上で共有(リアルタイム編集が可能)
- メールでExcelファイルを送信(ファイルを直接送る方法)
- Googleスプレッドシートを活用(ExcelファイルをGoogleに変換してオンラインで共同作業)
次に、それぞれの方法を詳しく説明していきます。
1. OneDriveまたはSharePointを利用してリアルタイム共有
Excel2019以降では、OneDriveやSharePointを利用することで、リアルタイムでファイルを編集・共有できます。
手順
- Excelでファイルを開く
- 画面右上の「共有」ボタンをクリック
- 「OneDriveに保存」を選択し、保存
- 「リンクを取得」または「特定の人を招待」を選び、相手にファイルを共有
- 共有された人が編集できるよう「編集可能」に設定する
メリット: リアルタイムで複数人が同時に編集できる
デメリット: OneDriveアカウントが必要
2. メールでExcelファイルを送信(ローカルファイル共有)
もしクラウドを利用できない場合は、Excelファイルをメールで送信して共有することも可能です。
手順
- 編集したExcelファイルを「名前を付けて保存」し、適当なフォルダに保存
- メールを作成し、添付ファイルとしてExcelファイルを追加
- 相手に送信し、編集後のファイルを再送してもらう
メリット: インターネット環境がなくても利用可能
デメリット: 共同編集ができず、複数人が編集した場合、バージョン管理が難しい
3. Googleスプレッドシートを活用
ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換することで、オンラインで共同編集が可能になります。
手順
- Googleドライブにアクセス
- 「新規」→「ファイルをアップロード」を選択し、Excelファイルをアップロード
- アップロード後、Googleスプレッドシートで開く
- 画面右上の「共有」ボタンをクリックし、共有設定を行う
メリット: 無料で利用でき、リアルタイム編集が可能
デメリット: 一部のExcelの高度な機能(マクロやVBA)は動作しない
まとめ
Excelデータを他の人と共有する方法はいくつかありますが、用途に応じて最適な方法を選びましょう。
- リアルタイム編集をしたい場合 → OneDriveやGoogleスプレッドシートを利用
- シンプルに共有したい場合 → メールで送信
- 複数人での共同作業を行いたい場合 → OneDriveやGoogleスプレッドシート
最もスムーズに編集を行いたい場合は、OneDriveを活用するのがおすすめです。相手の環境や作業内容に合わせて、適切な方法を選んでください。
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