Fortigate WAFのシグネチャ設定: Cross Site Scripting (Extended) と SQL Injection の違い

ネットワークセキュリティ

FortigateのWAF(Web Application Firewall)は、ネットワーク上のアプリケーションを保護するために、さまざまなシグネチャを使用します。その中で、「Cross Site Scripting」と「Cross Site Scripting (Extended)」や「SQL Injection」と「Generic Attacks」の違いについて、どういった点が拡張されているのかについて解説します。

Cross Site ScriptingとCross Site Scripting (Extended)の違い

「Cross Site Scripting (XSS)」は、攻撃者が悪意のあるスクリプトをウェブサイトに挿入する攻撃方法で、一般的にセキュリティリスクが高いです。FortigateのWAFでは、標準的な「Cross Site Scripting」に加えて、「Cross Site Scripting (Extended)」という拡張版が存在します。後者は、より高度な攻撃を検出するために、XSSの検出精度を向上させる追加の検証を行います。

SQL InjectionとGeneric Attacksの違い

「SQL Injection」は、データベース操作を悪用する攻撃方法で、特にアプリケーションのセキュリティホールを突いてデータベースから不正に情報を取得するリスクがあります。一方、「Generic Attacks」は、広範囲の攻撃をカバーする一般的なカテゴリで、特定の攻撃パターンをカバーするだけでなく、特定の攻撃タイプに依存しない全般的な攻撃に対応するために使用されます。SQL Injectionは特定の脆弱性に対応したシグネチャですが、Generic Attacksは全体的な脅威を監視する役割を持ちます。

Cross Site Scripting (Extended)の拡張内容

「Cross Site Scripting (Extended)」の拡張は、従来のXSSシグネチャよりも高精度な攻撃検出能力を提供します。具体的には、複雑なスクリプトやJavaScriptコードを使用した攻撃を検出するための追加的な検査が行われます。これにより、従来のXSS攻撃を超えた高度な脅威を防ぐことが可能です。

まとめ

FortigateのWAF設定において、「Cross Site Scripting (Extended)」や「SQL Injection」、「Generic Attacks」の違いを理解し、適切にシグネチャを設定することで、より強力なセキュリティ対策を講じることができます。特に、拡張版のシグネチャを利用することで、より高度な攻撃に対応することが可能となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました