Wordで他の場所からコピー&ペーストを行った場合、その内容がまったく同じであること以外に、何らかの形でその履歴が残ることがあります。具体的には、コピー元の文書に残る情報や、ペースト先の文書に影響を与えることがあります。本記事では、コピペをした場合に「バレる筋道」があるかどうかについて詳しく解説します。
コピー&ペースト時の履歴が残る原因とは?
コピー&ペーストを行う際には、内容そのもの以外にもいくつかの履歴が残る場合があります。これらは、文書内に見えない形で存在することが多く、知らないうちに「痕跡」として残ってしまうことがあります。
- 書式設定の痕跡:コピーしたテキストが書式設定を伴っている場合、その書式も一緒にペーストされることがあります。これにより、元の文書の書式が知らず知らずのうちにペースト先に影響を与えることがあります。
- 隠し文字やフォーマット情報:Wordでは、コピーしたテキストに隠し文字(例えばスペースや改行コード)が含まれることがあります。これらは見た目には分からなくても、文書内に痕跡として残ることがあります。
- メタデータ:文書に対して保存されるメタデータ(作成者、編集者、変更履歴など)は、特に注意が必要です。これらの情報は、コピー元の文書や元々の作成者が特定できる手がかりになることがあります。
履歴が残らないようにする方法
コピー&ペーストを行う際、履歴を残さないようにするためにはいくつかの対策が考えられます。以下の方法で、履歴をできるだけ消すことが可能です。
- 書式なしで貼り付け:「Ctrl + Shift + V」または「右クリック > 書式なしで貼り付け」を選択することで、書式設定を含まない純粋なテキストのみを貼り付けることができます。これにより、元の書式の痕跡が残らなくなります。
- 文書のメタデータを削除:Wordには文書のプロパティやメタデータを削除する機能が備わっています。「ファイル > 情報 > 文書の管理」から「検査」機能を使い、不要なメタデータを削除することができます。
- コピー元の情報を気をつける:コピー元がインターネットのページや他の文書である場合、URLや他の痕跡が含まれることがあります。そのため、純粋なテキストのみをコピーするか、テキストエディタ(例:メモ帳)を使って、一旦書式を消してからWordに貼り付けることが推奨されます。
コピー元の情報がバレるリスクとその対策
特にインターネット上のページからコピーしたテキストには、URLやHTMLコード、特定のフォーマット情報が含まれていることが多いです。これらがWord文書内に残ると、元の情報源がバレるリスクがあります。
- インターネットからコピーした場合:ウェブサイトから直接コピーした場合、HTMLコードやリンク、画像情報が含まれることが多いです。これらを消すためには、まずテキストエディタに一時的に貼り付けてからWordに移すと、余分な情報を取り除けます。
- 注意すべき「引用」:もし引用や参照元を明示しない場合、テキストが他の資料からコピーされたことが不明瞭になることがあります。情報源を明記することで、引用元がバレるリスクを避けることができます。
まとめ
Wordでのコピペにおいては、内容そのものだけでなく、書式設定やメタデータ、隠し文字などの痕跡も残ることがあります。これらの痕跡は、コピー元がバレる原因となることがあるため、履歴を残さないための対策が重要です。書式なしで貼り付ける、メタデータを削除するなどの方法を駆使して、コピー&ペーストを行うと良いでしょう。


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