iPhoneで撮影したHEIC形式の写真をPhotoshopで編集した際、EXIF情報(撮影日時やカメラ設定など)が失われてしまうことがあります。特に、HEICファイルをPhotoshopで開くとEXIF情報が反映されないことが多いため、その解決方法を知りたい方も多いでしょう。この記事では、HEIC形式の写真を編集してEXIF情報を保持する方法について詳しく解説します。
1. HEIC形式の写真とEXIF情報
HEIC(High Efficiency Image Coding)は、iPhoneやiPadで使用される高効率な画像フォーマットで、従来のJPEGよりも高画質かつ圧縮率が優れています。HEIC形式の写真には、撮影日時やカメラの設定など、EXIFメタデータが含まれていることが一般的です。
しかし、PhotoshopではHEIC形式を直接開くとEXIF情報が正しく読み込まれないことがあります。これは、PhotoshopがHEICファイルを完全にサポートしていないため、EXIFメタデータが反映されない場合があるためです。
2. PhotoshopでHEICを読み込む際の注意点
PhotoshopでHEICファイルを開くには、まずHEIC形式をサポートするプラグインをインストールする必要があります。Windows 10やWindows 11では、HEICファイルを表示するための拡張機能(HEIF Image Extensions)が必要です。
これをインストールし、PhotoshopでHEICファイルを開いても、EXIF情報が欠けている場合があるため、その後の保存方法に工夫が必要です。
3. EXIF情報を保持しながらPhotoshopで編集する方法
PhotoshopでHEICファイルを編集する際にEXIF情報を保持したい場合、いくつかの方法があります。最も簡単な方法は、HEICファイルをJPEGやPNGなどの他の形式に変換せずに、直接Photoshopで編集することです。
もしEXIF情報を保持したまま編集したい場合、以下の手順を試してみてください。
- HEICファイルを開いたら、編集後に「ファイル」>「別名で保存」を選択します。この時、JPEGやPNGに変換せず、TIFFなどの形式を選択すると、EXIF情報が保持されることがあります。
- また、Photoshopで開いたHEICファイルを「スクリプト」>「画像を別名で保存」を選択し、EXIF情報をそのまま保持する方法もあります。
4. EXIF情報が失われる場合の対策
もしEXIF情報が失われてしまった場合、再度EXIF情報を付加するための方法もあります。例えば、無料のEXIF編集ツールを使用して、編集後の画像にEXIF情報を手動で追加することができます。
以下のツールを使用してEXIF情報を復元することができます。
- ExifTool: 画像ファイルに埋め込まれたEXIF情報を編集、保存するための強力なツールです。
- JPEGsnoop: 画像のメタデータを解析し、EXIF情報を手動で編集できます。
5. まとめ
HEIC形式の写真をPhotoshopで編集した際にEXIF情報を保持するためには、HEIC形式をサポートするプラグインをインストールし、保存時に適切なファイル形式を選ぶことが重要です。もしEXIF情報が失われた場合でも、外部ツールを使って編集後にEXIF情報を復元することが可能です。これらの方法を活用して、編集後もEXIF情報を保持した写真を管理しましょう。
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