Windows 11を使用していると、スタートメニューに「最近使用したファイル」や「エクスプローラーで開いたファイル」など、勝手におすすめファイルが表示されることがあります。設定でオフにしても再度オンになってしまうという悩みもよく聞かれます。この現象が起きる原因や、問題を解決するための対策について解説します。
1. スタートメニューに表示されるおすすめファイルとは？
Windows 11のスタートメニューでは、ユーザーが最近アクセスしたファイルやよく使うアプリが「おすすめ」として表示されます。これにより、作業効率が向上することが目的ですが、プライバシーの観点から非表示にしたい場合もあります。
おすすめファイルの表示は、次の２つの設定項目で管理されています。
- スタートメニューに「推奨されるファイル」を表示
- エクスプローラーの「最近使用したファイル」を表示
2. 設定でオフにしてもおすすめファイルが表示される原因
設定でオフにしても、なぜかスタートメニューにおすすめファイルが表示されることがあります。これにはいくつかの原因が考えられます。
原因1: システムの自動更新
Windows 11は、定期的にシステムのアップデートを行います。これにより、設定がリセットされることがあります。特に、推奨設定の部分はアップデート後に自動的にデフォルト設定に戻る場合があるため、設定がオンに戻ってしまうことがあります。
原因2: 設定ファイルの競合
設定変更が反映されない場合、設定ファイルが競合していることがあります。特に、複数のユーザーアカウントを使用している場合や、グループポリシー設定が関与している場合に、意図しない設定変更が行われることがあります。
原因3: サードパーティのアプリやツール
スタートメニューに影響を与えるサードパーティ製のカスタマイズツールやシステム最適化ツールをインストールしている場合、それらが設定を変更してしまうこともあります。
3. スタートメニューのおすすめファイルを完全に無効にする方法
おすすめファイルが勝手に表示されないようにするための確実な方法をご紹介します。
手順1: スタートメニュー設定を確認
まず、設定でスタートメニューの「おすすめファイル」を無効にする方法です。
- 「設定」>「個人用設定」>「スタート」の順に選択します。
- 「スタートで推奨されるファイル」および「最近使用したファイル」の設定をオフにします。
手順2: プライバシー設定の確認
Windowsのプライバシー設定を確認し、ユーザー活動に基づくデータ収集を無効にします。
- 「設定」>「プライバシー」>「活動履歴」の項目を選択。
- 「このデバイスの履歴を記録する」のチェックを外します。
手順3: サードパーティアプリの影響を確認
もし、サードパーティ製のツールを使っている場合、それらが自動で設定を変更していないか確認し、必要に応じて無効にします。
4. それでも解決しない場合
上記の設定を試しても問題が解決しない場合、Windowsの再インストールや、システムのリセットを検討することも一つの手段です。ただし、この方法は最終手段として考え、まずは設定を慎重に確認してみてください。
まとめ
Windows 11でスタートメニューに表示されるおすすめファイルをオフにしても勝手にオンになってしまう場合、システムの自動更新や設定ファイルの競合が原因であることが多いです。設定を再確認し、プライバシー設定を変更することで改善することができます。それでも解決しない場合は、サードパーティのツールの影響やシステムリセットを検討してください。
コメント