KiCadでグラウンドをべた塗りにして配線させない方法

CAD

KiCadでPCB設計を行う際、グラウンドをべた塗りにすることで、不要な配線が邪魔になることを避けたい場合があります。この記事では、グラウンドをべた塗りにした状態で配線を行わない方法を解説します。

KiCadでグラウンドをべた塗りにする方法

KiCadでのPCB設計において、グラウンドをべた塗り(フルプレーン)にするには、まず「Zone」ツールを使用します。このツールを使用することで、グラウンドプレーンが自動的に配置され、他の信号線を配置するスペースが確保できます。

配線ツールで自動配線を避ける方法

KiCadの「Auto-router」機能を使用して配線を行う場合、グラウンドプレーンがあると自動的にグラウンドに配線される可能性があります。これを避けるためには、配線ツールで「Zone fill」を使用することで、配線がプレーン内に埋め込まれないようにすることができます。

グラウンドプレーンの設定をカスタマイズ

グラウンドプレーンをべた塗りにする際に、エリアの設定をカスタマイズすることも重要です。KiCadでは、「Zone properties」でカスタム設定を行うことができ、不要な配線がグラウンドプレーンに接触しないようにできます。この設定を利用することで、設計の精度を向上させることができます。

配線を手動で行う方法

自動配線を避け、手動で配線を行いたい場合、KiCadでは「Route Tracks」ツールを使用することで、個々の信号線を慎重に配置できます。これにより、グラウンドプレーンとの干渉を避け、必要な配線だけを最適な位置に配置できます。

まとめ

KiCadでグラウンドをべた塗りにして、配線を自動的に行わないようにするには、「Zone fill」や「Auto-router」機能の使い方を工夫することが大切です。また、手動配線を行うことで、設計の自由度を高め、精度を確保することができます。これらの方法を駆使して、効率的かつ精密なPCB設計を行いましょう。

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