TMPGEnc Authoring Works 7(以下、クリエイター)は、DVDやBlu-rayのオーサリングを行うためのソフトウェアです。ライブ映像などで複数の曲をチャプターとして分けて、ユーザーがディスク挿入後に「Play All」または「チャプターセレクト」を選択できるように設定する方法を解説します。
チャプター選択メニューを作成する手順
ライブ映像に複数のチャプターを設定して、視聴者が選択できるメニューを作成するには、以下の手順を行います。
- ステップ1: TMPGEnc Authoring Works 7を開き、新しいプロジェクトを作成します。
- ステップ2: 15曲それぞれを個別のクリップとしてタイムラインに配置します。
- ステップ3: 各曲の出だしにチャプターを設定します。これにより、再生時に曲ごとの開始位置を指定できます。
- ステップ4: メニューを作成します。「メニュー」タブを選択し、「メニューの作成」をクリックします。
- ステップ5: メニューのレイアウトで「Play All」と「チャプターセレクト」を選択肢として配置します。
- ステップ6: 「チャプターセレクト」を選んだ場合、次の画面で15曲それぞれを選べるように、チャプターリンクを設定します。
このようにすることで、視聴者は「Play All」で全曲を通しで再生することも、「チャプターセレクト」で特定の曲を選んで再生することもできるようになります。
チャプターとメニュー設定の注意点
メニュー設定を行う際に注意すべき点は、チャプター設定とメニューの整合性です。例えば、チャプターの数とメニューに表示される選択肢が一致していることを確認してください。また、選択肢を明確にラベル付けすることで、視聴者が迷わずに操作できるようにしましょう。
また、メニュー画面が複雑になりすぎないように、必要最小限の選択肢に絞ることも大切です。視覚的に見やすく、操作しやすいメニューを心掛けましょう。
ディスクの動作確認と最終チェック
DVDやBlu-rayに焼く前に、ソフトウェア内でプレビューを行い、メニューの動作を確認します。再生中に「Play All」ボタンを押したときや、「チャプターセレクト」から各曲を選んだときの動作が正しいかどうかを確認してください。
もし問題があれば、メニュー設定やチャプターの位置を調整して、再度確認を行いましょう。
まとめ
TMPGEnc Authoring Works 7で「Play All」と「チャプターセレクト」の選択肢を作成し、ライブ映像を視覚的に魅力的で操作しやすいディスクに仕上げることができます。しっかりとした設定と最終確認を行うことで、視聴者にとって快適な体験を提供できます。ぜひ、これらの手順を参考にして、魅力的なオーサリングを行いましょう。


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