プリントパックにPDFを入稿しようとした際に「対応していないPDFだと表示される」というエラーメッセージが表示されることがあります。この記事では、このエラーの原因とその改善方法を解説します。
問題の概要
プリントパックで入稿する際にPDFファイルが対応していない場合、PDFの形式や設定が原因となることが多いです。このエラーが発生すると、印刷注文ができず、データを再度確認する必要があります。特にPDFのバージョンやフォント埋め込み、解像度などに問題がある場合が多いため、それらの点を確認しましょう。
原因1: PDFのバージョンの不一致
プリントパックがサポートしているPDFのバージョンと、入稿したPDFファイルのバージョンが一致していない場合、エラーが発生します。多くの印刷サービスでは、PDFのバージョンが「PDF/X-1a」などの特定のバージョンに対応しています。
解決方法としては、PDF作成時に設定を確認し、PDF/X-1aやPDF/X-3形式で保存するようにしましょう。Adobe Acrobatや他のPDF編集ツールを使って、適切なPDFバージョンに変換できます。
原因2: フォント埋め込みの問題
PDFに使用されているフォントが埋め込まれていない場合、プリントパックに正しく認識されないことがあります。特に、特殊なフォントやウェブフォントなどを使用していると、この問題が発生しやすいです。
この問題を回避するためには、PDF作成時にすべてのフォントを埋め込む設定を行うことが重要です。Adobe Acrobatでは、PDF作成時に「フォントを埋め込む」オプションを選択することができます。
原因3: 解像度の問題
印刷用のPDFファイルは、解像度が高いことが重要です。特に画像やグラフィックを多く含むファイルでは、解像度が低いと印刷品質に影響を与え、エラーが発生する場合があります。
PDF作成時に解像度を高く設定することで、この問題を防ぐことができます。一般的に、印刷用PDFは300dpiの解像度で作成することが推奨されています。
原因4: PDFファイルが破損している
PDFファイルが破損している場合も、プリントパックでの入稿時にエラーが表示されることがあります。ファイルが正しく保存されていない、または途中でダウンロードや保存時に不具合が発生した場合などです。
この場合、PDFファイルを再作成するか、別のソフトウェアで保存し直すことを試みてください。
解決策まとめ
プリントパックに入稿する際のエラーを解決するための手順は以下の通りです。
- PDFのバージョンを「PDF/X-1a」または「PDF/X-3」に設定する
- すべてのフォントをPDFに埋め込む
- 解像度を300dpiに設定する
- PDFファイルの破損を確認し、必要に応じて再作成する
これらの手順を実行することで、プリントパックに正しく入稿できるはずです。入稿前にこれらの点を確認して、スムーズな印刷作業を行いましょう。
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