Wordで表を挿入し、タイトルに表番号を付ける際、PDFに変換した途端に表の番号が変わったり、取り消し線が引かれる問題に直面した方も多いでしょう。特に、「1」と記載している表番号が変わってしまうという現象が発生します。この記事では、PDF変換後に表番号が変わってしまう原因とその解決方法について説明します。
表番号が変わる原因とは？
Word文書内で表番号を付ける際、通常は「スタイル」機能や「フィールドコード」を使用して表番号を自動的に管理します。しかし、PDFに変換した際に表番号が正しく表示されない問題は、特にこのフィールドコードやスタイルに関連する問題です。
PDF変換時に、Word文書内の「フィールドコード」がうまく解釈されず、表番号のリンクが壊れてしまうことがあります。これにより、表番号が消えてしまったり、誤った数字に置き換わったり、取り消し線が引かれることがあります。
PDF変換時に表番号を正しく保つ方法
表番号がPDFに変換される際に変更されないようにするためには、いくつかの設定を調整することが重要です。
- フィールドコードの更新を手動で行う：PDF変換前に、Word文書内でフィールドコードを更新します。Ctrl+Aで全選択し、F9キーを押すことで、フィールドコードを更新することができます。これにより、表番号が正しく反映されます。
- PDF変換設定の確認：PDF変換時に使用しているツール（例：Adobe AcrobatやMicrosoft Print to PDFなど）の設定を確認し、「フォントを埋め込む」オプションや「リンクを保持する」設定を有効にすることで、表番号のリンク切れを防げることがあります。
- PDF変換前に番号を固定する：PDFに変換する前に、表番号を手動で入力して固定することも一つの方法です。これにより、フィールドコードの影響を受けず、PDFでも同じ番号が表示されます。
解決策のまとめ
Wordで表番号を付けた文書をPDFに変換する際に、表番号が変わる問題を解決するためには、フィールドコードの更新やPDF変換設定の見直しが必要です。また、変換前に番号を固定する方法も有効です。これらの対策を講じることで、PDF変換後も表番号が正しく表示されるようになります。
PDFに変換する前に、必ず一度フィールドコードを更新し、変換ツールの設定を確認しておくことをお勧めします。
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