LinuxをPCにインストールする方法として、USBメディアを使用したクリーンインストールがあります。この記事では、USBメディアを使ってLinuxをインストールするための具体的な手順を解説します。特に、Windows 11がインストールされたPCに対して、Linuxのクリーンインストールを行う方法を紹介します。
1. 必要な準備とUSBメディアの作成
まず、Linuxをインストールするために必要なものを準備します。必要なものは以下の通りです。
- LinuxのISOイメージファイル(公式サイトからダウンロード)
- USBメモリ(8GB以上を推奨)
- Rufusなどのツール(USBメディアを作成するためのソフトウェア)
これらを準備したら、Rufusなどのツールを使用して、USBメモリにLinuxのインストールメディアを作成します。Rufusを起動し、ダウンロードしたLinuxのISOファイルを選択して、USBメモリに書き込む手順を進めます。
2. PCのBIOS設定を変更してUSBから起動
USBメディアを作成した後、次にPCのBIOS設定を変更してUSBから起動できるようにします。以下の手順で進めます。
- PCを再起動し、BIOSまたはUEFI設定にアクセスします(通常は起動時にF2、Del、Escなどのキーを押します)。
- 「ブートメニュー」や「ブート順序」の設定を確認し、USBメモリを最優先で起動するように設定します。
- 設定が完了したら、変更を保存してPCを再起動します。
これで、PCがUSBメモリから起動できるようになります。
3. Linuxのインストール手順
PCをUSBメモリから起動すると、Linuxのインストール画面が表示されます。ここからインストールを進めます。
1. インストール画面で「Install Linux」を選択します。
2. インストールする言語やタイムゾーンを選択します。
3. パーティションの設定画面では、「ディスクを削除してインストール」を選ぶと、Windows 11のインストールされているディスクを削除して、Linuxをクリーンインストールできます。
4. インストール先のディスクを選び、インストールを開始します。インストールが完了するまで数分かかる場合があります。
4. インストール後の設定と確認
インストールが完了したら、PCを再起動します。USBメモリを取り出し、再度PCを起動します。Linuxが正常にインストールされていれば、ログイン画面が表示されます。
初回起動後は、ネットワーク設定やユーザー設定を行い、必要なソフトウェアをインストールしていきます。また、Linuxのアップデートを行うことも忘れずに行いましょう。
5. まとめ:Linuxのクリーンインストール手順
Linuxのクリーンインストールは、USBメディアを使って簡単に実施できます。必要な準備を整え、BIOS設定を変更してUSBから起動し、インストールを進めることで、PCにLinuxをインストールすることができます。
Windows 11がインストールされたPCにも、Linuxをクリーンインストールすることが可能です。インストール後、必要な設定を行い、快適なLinux環境を整えることができます。
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