新しいPC構築時に発生するTPMエラーとその解決方法

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新しく自作PCを組んだ際に、BIOS起動後やWindowsインストール中にエラーが発生することがあります。特に、TPM(トラステッド・プラットフォーム・モジュール)に関するエラーが表示されることがあり、原因や対処方法について解説します。

1. TPMエラーとは?

TPMは、PCのセキュリティを強化するためのハードウェアモジュールで、主に暗号化やセキュリティキーの保存などを行います。新しいCPUをインストールした際に、「ftpm/psp nv corrupted」や「ftpm/psp nv structure changed」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、CPUの変更やTPMの設定の問題が原因で発生することがあります。

このエラーは、特にTPMが有効になっていないCPUを使用している場合や、TPM設定が初期化されていない場合に発生しやすいです。

2. エラーメッセージの内容と原因

エラーメッセージの内容は、次のようなものです。

「New CPU installed, ftpm/psp nv corrupted or ftpm/psp nv structure changed」
このメッセージが表示される理由は、TPMが新しいCPUに対応していない、またはTPMの設定が変更されたためです。また、「press y to reset ftpm」の選択肢は、TPM設定をリセットすることを意味しており、TPMをリセットしても問題が解決しない場合があります。

3. 解決方法:TPMのリセットと設定確認

TPMエラーを解決するためには、次の手順を試してみてください。

  • BIOS設定の確認:BIOS内でTPM(またはFTPM)が有効になっているか確認し、無効になっていた場合は有効にします。
  • TPMのリセット:BIOS内で「TPMリセット」オプションを選択し、リセットを行います。これにより、TPMの設定が初期化されます。
  • WindowsでTPMを再確認:Windows内で「tpm.msc」と入力し、TPMの状態を確認します。もしTPMが有効になっていない場合は、手動で有効にする必要があります。

4. 新品パーツでも起こりうる?

新品のパーツでも、TPMエラーは発生することがあります。特に、新しいCPUやマザーボードに変更した場合、TPMの設定が初期化されることがあり、エラーが発生することがあります。しかし、この問題はBIOS設定を適切に行うことで解決できることがほとんどです。

また、WindowsがBitLockerや暗号化を使用している場合、TPMリセット後にリカバリーキーが必要となることがあります。事前にリカバリーキーをバックアップしておくことをおすすめします。

5. まとめと注意点

新しく自作PCを組んだ際に発生するTPMエラーは、主にTPM設定やCPUの互換性の問題です。BIOS内でのTPM設定確認とリセットを行うことで、問題が解決することが多いです。特に、BitLockerを使用している場合は、リカバリーキーを事前にバックアップしておくことが重要です。

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