リモートデスクトップ接続で発生する「お使いの資格情報が機能できませんでした」というエラーは、意外と多くのユーザーが直面する問題です。この問題を解決するためには、いくつかのチェックポイントを確認する必要があります。ここでは、Windows 11のリモートデスクトップ接続で発生する資格情報関連の問題の対処法について詳しく解説します。
1. 資格情報マネージャーの設定確認
まず最初に確認すべきは、資格情報マネージャーの設定です。Windows 11では、資格情報が正しく設定されていないとリモートデスクトップに接続できません。資格情報マネージャーを開き、該当するリモートデスクトップの資格情報を確認し、必要ならば削除して再登録してください。
資格情報マネージャーは、スタートメニューから「資格情報マネージャー」を検索して開きます。ここでリモート接続先の資格情報が正しいかを確認し、登録し直すことで接続問題が解決することがあります。
2. IPアドレスとホスト名の確認
次に、接続先のIPアドレスやホスト名が正しいか確認します。リモートデスクトップの設定ミスや、接続先が間違っている場合、資格情報が正常でも接続できません。接続先のIPアドレスまたはホスト名が正確であるかを再度確認し、向き先の間違いがないことを確認してください。
また、ネットワーク上で正しいIPを使用していること、そしてファイアウォール設定がリモート接続を許可していることも確認する必要があります。
3. Windowsのグループポリシー設定
グループポリシーによってリモートデスクトップ接続に制限がかかっている場合もあります。特に企業のネットワーク環境では、管理者によってリモートデスクトップの使用が制限されている場合があります。グループポリシー設定を確認し、「リモートデスクトップの資格情報の保存」の項目が正しく設定されているかを確認しましょう。
グループポリシーエディターを開き、「ローカルグループポリシーエディター」から該当する設定を確認することができます。
4. 他の原因を確認する
もし上記の手順を踏んでも問題が解決しない場合、次に確認するべきはセキュリティソフトやVPNの影響です。一部のセキュリティソフトウェアやVPNがリモートデスクトップ接続に干渉し、資格情報の認証に失敗することがあります。
これらの影響を取り除くために、一時的にセキュリティソフトを無効化して再度接続を試みる、もしくはVPNを切断して接続することで解決することがあります。
まとめ
リモートデスクトップ接続で「お使いの資格情報が機能できませんでした」というエラーが発生した場合、まずは資格情報マネージャーを確認し、正しい設定を行いましょう。次に、接続先のIPアドレスやホスト名を確認し、グループポリシーやセキュリティ設定を見直します。それでも解決しない場合は、システム管理者に相談するのが良いでしょう。


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