Linux MintにAzPainterをインストールするための手順を説明します。特に2025年6月から必要となったmlkライブラリのインストール方法や設定についても紹介します。
1. AzPainterのインストール手順
AzPainterの最新バージョン(3.0.12)をLinux Mintにインストールするには、いくつかの手順が必要です。公式サイトの指示に従い、必要なライブラリをインストールすることで、スムーズにインストールできます。
1.1. 必要な依存関係のインストール
AzPainterを動作させるために必要な依存関係として、以下のパッケージをインストールする必要があります。端末を開き、以下のコマンドを実行してください。
sudo apt update
sudo apt install build-essential cmake libgtk-3-dev libmlk-dev
これで、AzPainterが必要とするライブラリをインストールできます。
1.2. AzPainterのダウンロードとインストール
次に、AzPainterをダウンロードします。以下のコマンドで最新バージョンをGitLabから取得します。
git clone https://gitlab.com/azelpg/azpainter.git
ダウンロードが完了したら、以下のコマンドでビルドを行います。
cd azpainter
mkdir build && cd build
cmake ..
make
sudo make install
2. mlkライブラリのインストール
2025年6月14日以降、AzPainterを含むいくつかのソフトウェアには、新しいmlkライブラリが必要です。mlkライブラリをインストールしないと、ソフトウェアが正常に動作しないことがあります。以下の手順でmlkライブラリをインストールします。
2.1. mlkライブラリのインストール
mlkライブラリはGitLabからダウンロードできます。以下のコマンドでmlkライブラリをインストールしてください。
git clone https://gitlab.com/azelpg/mlk.git
次に、mlkライブラリをビルドします。
cd mlk
mkdir build && cd build
cmake ..
make
sudo make install
2.2. GUI設定とWaylandの注意点
mlkライブラリには、GUIのフォントや色の設定方法なども含まれています。Waylandで動作させる際は、いくつかの注意点があります。特にパネルウィンドウのウィンドウ位置に関して問題が発生することがありますので、その点に注意してください。
3. その他の注意点とサポート
AzPainterのインストール後に、何か問題が発生した場合は、公式サイトやフォーラムを確認することをお勧めします。また、mlkライブラリに関する詳細なドキュメントも公式サイトに掲載されていますので、設定やカスタマイズに関してはそれらを参考にしてください。
まとめ
AzPainterのインストールには、必要な依存関係やmlkライブラリを事前にインストールすることが必要です。これらの手順をしっかりと実行することで、Linux Mint上でAzPainterを問題なく動作させることができます。もし問題が発生した場合は、公式のサポートページを参照するか、フォーラムで解決策を探してください。

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