Atermルーターでの外部からのカメラ監視方法とDDNSの設定

ネットワーク技術

家庭内で複数のカメラを使って監視システムを構築する場合、Atermルーターを使用して外部からアクセスできるようにする方法を考える必要があります。この記事では、Atermルーターの設定を使って、メッシュ接続されたカメラの映像を外部から確認する方法を解説します。

家庭内ネットワークでのカメラ接続と監視方法

家庭内のWi-Fiネットワークに接続されたカメラを使用して、家の周囲を監視する方法として、メッシュWi-Fiを利用した接続が便利です。質問者のように、複数のAtermルーター(1200HP4)と1800HP2ルーターをブリッジ接続し、それぞれにUSBカメラを接続することで、屋外の監視カメラシステムを作成することができます。

家の中からこれらのカメラにアクセスする場合、同じWi-Fiネットワーク内であれば問題なくアクセスできますが、外部からアクセスしたい場合は、いくつかの設定が必要です。

外部からのカメラ映像アクセス方法

外部からカメラの映像を確認するためには、いくつかの方法があります。代表的な方法としては、DDNS(Dynamic Domain Name System)を使った方法と、ポートマッピングを利用する方法があります。

DDNSを利用する方法

DDNSは、動的に変わるIPアドレスを固定のドメイン名でアクセスできるようにするサービスです。これにより、外部から家庭内のIPカメラにアクセスする際に、IPアドレスが変動しても、ドメイン名を使ってカメラにアクセスすることができます。

DDNSサービスを利用するには、ルーターやカメラにDDNS設定を行い、定期的にIPアドレスを更新できるように設定します。これにより、外部からでも安定してカメラにアクセスすることが可能になります。

ポートマッピングを利用する方法

もう一つの方法は、ルーターのポートマッピング機能を利用する方法です。これにより、ルーターのWAN側のIPアドレスに特定のポート番号を割り当て、そのポート番号を通じてカメラの映像を外部からアクセスできるようにします。

ポートマッピングの設定には、Atermルーターの管理画面にアクセスし、指定したポート番号を入力して、USBカメラが接続されたLAN側のIPアドレスにマッピングします。この方法では、WAN側のIPアドレスが変更された場合、再度設定を更新する必要があります。

WAN側IPアドレスの確認と更新方法

ルーターのWAN側IPアドレスは、インターネット接続が切断されると変更されることがあります。したがって、ポートマッピングを使用する場合、WAN側のIPアドレスを定期的に確認し、変更された場合は再度設定を更新する必要があります。

一部のルーターには、WAN側IPアドレスを表示する機能がありますが、確認が手間であるため、DDNSを使用して自動的に更新されるように設定することをおすすめします。

まとめ:外部からカメラ映像にアクセスするための方法

Atermルーターを使用して、外部からカメラ映像を確認するためには、DDNSを利用する方法と、ポートマッピングを設定する方法があります。DDNSを利用すれば、IPアドレスの変更に関わらず、固定のドメイン名でアクセスできるため、安定した接続が可能です。一方、ポートマッピングを利用すれば、WAN側のIPアドレスに対してポート番号を指定することで、カメラ映像にアクセスできますが、IPアドレスが変更された場合には設定を再度行う必要があります。

どちらの方法を選択するかは、ネットワーク環境や使用頻度に応じて選んでください。DDNSを設定することで、より手間なく外部から安定してカメラの映像を確認することができるでしょう。

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