Exact Audio Copy(EAC)で音楽をMP3に変換したいが、設定をしてもWAVのままで変換されないという問題に直面した場合、いくつかのポイントを確認する必要があります。この記事では、EACでMP3への変換がうまくいかない場合の対処方法を解説します。
1. LAMEエンコーダーのインストール確認
EACでMP3に変換するためには、LAMEエンコーダーを正しくインストールする必要があります。LAMEがインストールされていない、またはEACに正しくリンクされていない場合、MP3への変換はできません。LAMEの最新版を公式サイトからダウンロードし、EACにリンクさせましょう。
LAMEエンコーダーのインストール後、EACの設定画面で「外部エンコーダー」を選び、LAMEの実行ファイル(例えば、lame.exe)のパスを指定します。
2. EACの設定確認
MP3への変換がうまくいかない場合、EACの設定を再確認することが重要です。特に、外部エンコーダーとしてLAMEを使用する設定が正しいかどうか確認してください。EACの「設定」>「圧縮オプション」で、LAMEを選択し、適切なコマンドラインオプションを指定します。
また、「出力形式」で「MP3」を選択し、希望するビットレートを設定することを忘れないようにしましょう。
3. コマンドラインオプションの設定
LAMEエンコーダーに渡すコマンドラインオプションを設定することで、MP3ファイルの品質や圧縮形式を調整できます。例えば、以下のオプションを使用してエンコーディング設定を最適化します。
-V 2 --vbr-new
これにより、VBR(可変ビットレート)モードで高品質のMP3を生成できます。
4. ファイルの出力先と保存形式を確認
変換後のファイルがWAV形式になっている場合、出力先フォルダや保存形式の設定が誤っていることがあります。EACで変換する際、出力ファイル名の拡張子がMP3になっているか確認してください。
また、保存場所を適切に設定し、変換後のファイルが適切な形式で保存されるように確認しましょう。
5. まとめ
Exact Audio CopyでMP3への変換がうまくいかない場合、LAMEエンコーダーのインストール、EACの設定、コマンドラインオプションの確認、そしてファイルの出力設定を再確認することが重要です。これらの設定を適切に行うことで、MP3への変換が正常に行えるようになります。

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