Windows 11をインストールしようとした際、B860M D2HマザーボードのBIOS設定でPTT(Platform Trust Technology)が保存されず、毎回Disabledに戻るという問題が発生することがあります。このような状況では、システム要件を満たしていないというメッセージが表示され、インストールができません。この記事では、この問題を解決するための手順を解説します。
BIOS設定の確認と変更
まず、BIOS設定を確認し、PTTが正しく有効になっているかを確認しましょう。PTTは、Windows 11のセキュリティ要件の一つであり、TPM 2.0の代替として利用されます。BIOSに入って、セキュリティ設定の中からPTTをEnabledに変更してください。
BIOSの設定を保存する方法
BIOS設定でPTTをEnabledに変更した後、設定を保存して再起動を試みます。しかし、設定が保存されない場合、BIOSのアップデートが必要な場合があります。最新バージョン(F7e)へのアップデートを行い、再度設定を確認してください。BIOSのアップデート後に問題が解決することがあります。
Windows 11のシステム要件を再確認
Windows 11をインストールするためには、TPM 2.0またはPTTが有効であることが求められます。BIOS設定でPTTがEnabledでもインストールできない場合は、Windows 11のシステム要件が満たされていない可能性があります。PCの仕様を再確認し、必要な要件を満たしているか確認してください。
その他のトラブルシューティング
PTTが設定されているにも関わらず、Windows 11のインストールができない場合、他にも以下の方法を試すことができます。
- UEFIモードとLegacyモードの確認
- Windows 10からのアップグレードを試みる
- セキュアブート設定の確認
まとめ
B860M D2HマザーボードでWindows 11のインストールができない問題は、BIOS設定でPTTが無効になっていることが原因であることが多いです。BIOSの設定を確認し、PTTをEnabledに設定し、必要に応じてBIOSのアップデートを行いましょう。それでも解決しない場合は、他のトラブルシューティング方法を試みてください。


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