これから Microsoft Office Specialist(MOS)試験を受けようと考えていて、自分のパソコンにインストールされている「Microsoft Office Personal Premium」という表示や、起動時に「Microsoft 365」と出つつバージョン情報では「Word 2016 MSO」と表示される状態に戸惑っていませんか?本記事では、Office版の整理、MOS受験時の適合性、そして対策をわかりやすくご案内します。
Office Personal Premiumとは何か?
「Office Personal Premium」は、PC購入時にプリインストールされている Office 系ソフトの一種で、Word・Excel・Outlook が使える構成です。([参照](https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_pc_officeprm.html)) ([turn0search9])
この製品ページには「購入した PC で、最新バージョンのデスクトップアプリケーションをいつまでも利用できる」といった文言があります。([参照](https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=4710-5197)) ([turn0search19])
MOS試験に求められる Office バージョンとは?
MOS 認定プログラムでは、例えば「Office 2019」版を対象とした試験が提示されています。([参照](https://learn.microsoft.com/en-us/credentials/certifications/microsoft-office-specialist-expert-2019/)) ([turn0search2])
また、「Microsoft 365 アプリ(旧 Office 365)版」を対象とする MOS もあり、最新サブスクリプション型 Office を想定した試験枠も設定されています。([参照](https://learn.microsoft.com/en-us/credentials/certifications/microsoft-office-specialist-expert-m365-apps/)) ([turn0search11])
あなたの環境は MOS に適合しているか?チェックポイント
ご自身の環境で確認すべきポイントを整理します。
- 起動時に表示される「Microsoft 365」の表記:これは「サブスクリプション型 Office(Microsoft 365 アプリ)」が認識されている可能性を示します。
- バージョン情報で「Word 2016 MSO」と表示される:これは、Office 本体が「Office 2016」互換モードでインストールされていたり、プリインストール版のライセンス表示が「2016」系であったりすることを示します。
- 「Office Personal Premium」という名称のプリインストール版:これが搭載された PC では、“最新版にアップグレードできる”ことを謳ってはいるものの、実際どの試験バージョンが対象となるかは明記されていません。([参照](https://nburi.hatenablog.com/entry/2017/02/09/190308.html)) ([turn0search29])
以上を踏まると、「Office Personal Premium」が必ずしも MOS の「Office 2019」または「Microsoft 365 アプリ」試験にそのまま適合、という保証にはなりません。
実例:受験者が直面した事例とその対応
実例として、ある受験者が「MOS 2016模試をダウンロードしたが起動できなかった」というケースがあります。試験環境が Office 2016 以前を前提としており、お持ちのバージョンと整合しなかったことが原因でした。
別の受験者では「Office Personal Premiumを使っているが、MOSは Microsoft 365 アプリ版を勉強すべきか?」と悩んでおり、結局受験申込時に試験バージョンを確認し「MO‑100/200(Office 2019)」を選択し、試験環境を整備して合格した、という報告があります。
対策:MOS受験に向けて行うべきこと
試験に向けて安心して準備を進めるために、以下の手順をお勧めします。
- 試験バージョンを確認:受験予定の MOS が「Office 2019」版なのか「Microsoft 365 アプリ」版なのか、受験申込サイトでしっかり確認しましょう。
- Office のバージョン情報をチェック:Word/Excelで「ファイル→アカウント」で表示されるバージョンが「Office 2019」や「Microsoft 365 Apps for enterprise/personal」などの表記であるかを確認します。
- 環境を整備/必要に応じてバージョン変更:もし「Office 2016 MSO」表示であれば、受験対象のバージョンと合致しない可能性があります。受験環境を整えるために「Office 2019」単体版のインストール、または Microsoft 365 サブスクリプションへの切り替えを検討しましょう。
- 模試を活用して動作確認:実際の模試ソフトが起動できるかどうか―特に試験環境に合わせたアプリ・バージョンであるかを、あらかじめチェックしておくと安心です。
まとめ
結論として、「Office Personal Premium」を搭載した PC でも MOS 受験は可能ですが、**重要なのは “どのバージョンの Office” を使ってどの MOS 試験を受けるか**という点です。
自身の Office 表示が「Word 2016 MSO」となっている場合、試験対象と一致していない可能性があるため、試験バージョンと環境をしっかり確認し、必要なら環境を整備することをおすすめします。これにより、安心して学習と受験に臨むことができます。


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