Office 365のPowerPointでYouTube動画をプレゼンテーションに埋め込んだ場合、PDFやPPTXファイルとして保存した際に動画が画像になって再生できなくなる問題があります。この問題を解決するためには、いくつかの方法を試す必要があります。この記事では、YouTube動画をPowerPointに埋め込んだ際の再生に関する問題を解決する方法を解説します。
PowerPointにYouTube動画を埋め込む方法
PowerPointにYouTube動画を埋め込むためには、インターネットに接続された状態で、YouTubeの埋め込みコードを利用するのが一般的です。動画を埋め込む手順は以下の通りです。
- PowerPointのスライドを開き、「挿入」タブを選択します。
- 「動画」オプションをクリックし、「オンラインビデオ」を選択します。
- YouTubeのURLを入力して、動画をスライドに埋め込みます。
これにより、PowerPointのスライド内にYouTube動画が埋め込まれ、プレゼンテーション中にインターネット接続があれば動画を再生できます。
PDFとして保存すると動画が再生できない理由
PowerPointファイルをPDF形式で保存すると、埋め込んだYouTube動画は画像として変換され、再生することができなくなります。これは、PDFフォーマットが動画やインタラクティブなコンテンツをサポートしていないためです。
PDFでは静止画とテキストの表示のみが可能で、動画ファイルが含まれていても、再生の機能は失われます。このため、動画を含むプレゼンテーションをPDFで送信する際には、動画を再生できる別の方法を考慮する必要があります。
PowerPointで動画を再生可能にする方法
PowerPointファイル自体を保存して、他のPCでYouTube動画を再生するための最も簡単な方法は、PowerPointのプレゼンテーションを「PowerPoint Show」形式(.ppsx)で保存することです。この形式で保存されたファイルは、PowerPointを起動せずに自動的にスライドショーが開始され、動画も再生できます。
また、動画を再生するためには、PowerPointがインターネット接続を持っている必要があるため、プレゼンテーションを行うPCがインターネットに接続されていることを確認してください。
代替案: YouTubeリンクを共有する方法
もしPDF形式で送信する必要があり、動画の再生が必須でない場合は、YouTubeリンクをスライドに追加する方法もあります。この方法では、動画のURLをスライドに挿入し、クリックするとYouTubeの動画がブラウザで開くようにします。
手順は以下の通りです。
- PowerPointで動画を再生したいスライドを選択します。
- 「挿入」タブの「リンク」を選択し、YouTube動画のURLを貼り付けます。
- これで、スライド上のリンクをクリックすることでYouTubeの動画が再生されます。
この方法では、PDFでもリンクが機能するため、動画を簡単に共有することができます。
まとめ
PowerPointに埋め込んだYouTube動画をPDFやPPTX形式で保存した際に動画が再生できない問題は、PowerPointの保存形式とPDFの特性によるものです。動画を再生するには、PowerPoint Show形式で保存するか、YouTubeのリンクを利用する方法が有効です。また、インターネット接続を確認して、動画が再生できる環境を整えることも大切です。
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