SharePointでの権限付与と継承停止の問題解決法

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SharePointで親サイトにグループを作成し、アクセス権を付与した後、配下のフォルダへの権限が連動して付与される問題に直面した場合、権限の継承を中止し、個別に設定を変更する方法を解説します。エラーが発生する原因とその対処法も含め、詳細な手順をご紹介します。

SharePointでの権限継承とは?

SharePointでは、親サイトに設定された権限が、配下のフォルダやライブラリにも自動的に継承されます。これにより、個別に設定を変更しなくても、一括でアクセス権を管理できます。しかし、特定のフォルダやライブラリに異なる権限を設定したい場合、継承を停止する必要があります。

継承を停止すると、そのフォルダやライブラリに対して親サイトの権限が引き継がれなくなり、個別に権限を設定することが可能になります。

「権限の継承を中止」エラーの原因と対処法

「権限の継承を中止」をクリックした際にエラーが発生することがあります。このエラーの主な原因として、以下の点が考えられます。

  • 既に設定されている権限に問題がある場合(例えば、無効なユーザーが追加されているなど)
  • ユーザー権限が十分でない場合(権限を変更するための適切な管理者権限がない)
  • ブラウザのキャッシュやセッションの問題が原因で操作がうまくいかない場合

これらの問題を解決するために、以下の手順を試してみてください。

  • 一度ページをリロードし、再度「権限の継承を中止」を試す
  • 権限を変更できる管理者でログインしているか確認する
  • ブラウザのキャッシュをクリアする
  • SharePointの管理者に問い合わせ、権限設定を確認してもらう

権限の継承を停止し、個別に設定する方法

「権限の継承を中止」を実行した後、配下のフォルダやライブラリに個別に権限を設定する方法は以下の通りです。

  1. 対象のフォルダやライブラリを開き、「設定」アイコンをクリック
  2. 「権限と管理」セクションから「権限の設定」を選択
  3. 「権限の継承を中止」をクリックして、親サイトからの権限の引継ぎを停止
  4. 「ユーザーの追加」や「グループの追加」を行い、必要な権限を設定
  5. 設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックして変更を保存

これにより、親サイトの権限設定が影響を与えなくなり、特定のフォルダやライブラリに対して独自のアクセス権を設定することができます。

親サイトの権限設定を変更せずに個別設定を行う方法

親サイトの権限設定を変更せず、配下のフォルダやライブラリに異なる権限を付与したい場合は、継承を停止して個別設定を行うことが最適です。この方法により、親サイトの権限をそのまま維持しつつ、必要に応じて個別にアクセス権を設定できます。

まとめ:SharePointで権限を柔軟に管理する方法

SharePointでは、親サイトの権限設定が配下のフォルダに影響を与えるため、必要に応じて「権限の継承を中止」を使い、個別に権限を設定することが重要です。エラーが発生する場合は、ユーザー権限やブラウザの問題を確認し、再度設定を試みましょう。これにより、より細かな権限管理が可能となり、組織内でのデータ管理がスムーズに行えるようになります。

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