OBS(Open Broadcaster Software)は、ライブ配信や録画に広く使用されている無料のソフトウェアです。多くのユーザーが録音した音声や配信の録画をMP3形式で保存したいと考えることがあります。しかし、OBSはデフォルトでMP3形式での録音に対応していないため、少し工夫が必要です。この記事では、OBSで音声をMP3出力する方法について詳しく解説します。
OBSでMP3出力の設定方法
OBS自体は、音声や映像の録画機能に特化しており、標準でのMP3録音はサポートしていません。しかし、録音設定を少し調整することで、MP3形式で録音することが可能になります。最も簡単な方法は、OBSで録音する音声をWAVまたはAAC形式で保存し、その後外部ツールでMP3に変換する方法です。
ただし、手間を省きたい場合は、OBSの設定をカスタマイズしてMP3形式で直接録音することも可能です。
MP3形式で録音するためのプラグイン利用方法
OBSにはMP3形式の録音を直接サポートするプラグインがあります。このプラグインを使用すると、OBSで録画中の音声をMP3形式で保存できます。代表的なプラグインとして「OBS Audio Output Capture」などがあり、これを導入することでMP3出力が可能になります。
プラグインを導入する手順は以下の通りです。
- OBSのプラグインページから「MP3 Output Plugin」をダウンロード
- OBSにプラグインをインストール
- 設定からMP3を出力形式として選択
プラグインを導入することで、録音した音声を直接MP3形式で保存できるため、後で手動で変換する手間を省けます。
OBSの録音設定を変更してMP3形式に近い音質で録音する方法
もしプラグインを導入したくない場合でも、OBSの設定を工夫することでMP3に近い音質を実現することができます。まず、OBSの録音設定を開き、録音フォーマットを「WAV」または「AAC」に設定します。
次に、録音した音声を後でMP3形式に変換するために、無料の音声変換ツールを使用する方法があります。例えば、AudacityやFreemake Audio Converterなどのツールを使うと、録音後に簡単にWAVやAACをMP3に変換することができます。
MP3出力を使った音声録音の実例
実際に、OBSで録音した音声をMP3に変換する方法について、具体的な例を挙げてみましょう。例えば、ゲーム実況を録音したい場合、OBSでゲーム音声とマイク音声を同時に録音します。その後、録音ファイルがWAV形式で保存されているので、Audacityを使ってそのWAVファイルをMP3に変換します。
Audacityでは、WAVファイルを開いて「エクスポート」オプションを選び、MP3として保存することができます。これにより、高音質なMP3ファイルが作成され、他のデバイスでも再生できるようになります。
MP3録音をさらに効率的にするためのツール
OBSを使った録音作業をさらに効率化するためには、いくつかの便利なツールを利用することをおすすめします。例えば、録音した音声のノイズを除去するための「ノイズゲート」や「コンプレッサー」をOBS内で設定することで、よりクリアでプロフェッショナルな音声を録音できます。
また、録音時に音量バランスを調整するための「音量フィルター」を設定することで、録音品質が向上します。これらの機能を組み合わせることで、より高品質なMP3録音が可能になります。
まとめ
OBSでMP3形式での録音を実現する方法は、プラグインを使用するか、録音後に外部ツールで変換する方法の2つがあります。特に、プラグインを利用することで、MP3録音を簡単に行うことができ、効率的に作業を進めることができます。
録音した音声をMP3に変換するためには、Audacityなどのツールを活用すると便利です。音質を向上させるための設定やフィルターも活用することで、よりクリアで高品質な音声録音を実現できるでしょう。
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