MacBook Airで外付けSSDが意図しないデータでいっぱいになってしまう問題に直面した場合、いくつかの原因とその解決方法が考えられます。特に、First Aidを試しても効果がなく、セーフモードでの診断後に正常に見えるものの、再起動後に容量が再びいっぱいになる場合、別のアプローチが必要です。この記事では、このような問題の原因と解決策を詳しく説明します。
外付けSSDの容量不足の原因
外付けSSDが容量不足になる原因には、いくつかの可能性があります。まず、不要なファイルやキャッシュが溜まっていることが一般的です。特に、MacOSでは一時ファイルやログファイルがシステム内に残ることがありますが、それらは通常は目に見えません。
また、特定のアプリケーションやバックグラウンドプロセスがデータを書き込んでいる場合、外付けSSDが容量不足になることがあります。これらのバックグラウンドで動作するプロセスが原因で、ストレージの問題が発生することも少なくありません。
First Aidやセーフモードでの対処法
First Aidを使用した際にエラーが発生する場合、ディスクに何らかの問題が生じている可能性があります。セーフモードで再度確認を行い、問題が解決したという報告があるものの、再起動後に問題が繰り返される場合、システムのキャッシュやインデックスファイルが影響している可能性があります。
セーフモードで起動することで、最小限のソフトウェアとドライバだけが読み込まれ、システムのキャッシュがクリアされます。これにより一時的に解決されることがありますが、再起動後に再発する場合は、ディスクのクリーンアップやキャッシュの削除が必要です。
キャッシュやログファイルの削除方法
MacOSでは、システムやアプリケーションが生成するキャッシュやログファイルが、知らず知らずのうちにストレージを消費することがあります。これらを手動で削除する方法は次の通りです。
- 「Finder」を開き、「移動」>「フォルダへ移動」を選択
- 「~/Library/Caches」を入力し、キャッシュファイルを削除
- 同様に、「~/Library/Logs」でログファイルを確認し、不要なものを削除
これにより、不要なファイルを削除してストレージの空き容量を確保できます。ただし、重要なデータを削除しないよう注意が必要です。
バックグラウンドでのデータ書き込みを確認する
もし外付けSSDが容量不足になる原因がバックグラウンドでのデータ書き込みである場合、どのプロセスがデータを消費しているかを確認することが重要です。MacOSでは、アクティビティモニタを使用して、現在動作しているプロセスを確認できます。
アクティビティモニタを開き、ディスク使用量が多いプロセスを探してみましょう。もし、特定のアプリケーションが大量のデータを書き込んでいる場合、それを終了するか、設定を変更して、外付けSSDへの書き込みを最小限にすることができます。
外付けSSDのフォーマットと再インストール
それでも問題が解決しない場合、外付けSSDをフォーマットして再インストールを試みる方法もあります。フォーマットを行う前に、必要なデータのバックアップを必ず取ってください。
- 「ディスクユーティリティ」を開き、外付けSSDを選択
- 「消去」オプションを選び、適切なフォーマットを選択(通常は「Mac OS拡張(ジャーナリング)」)
- フォーマット後、再度使用してみて、問題が解決されたか確認
フォーマットを行うことで、ディスクのエラーや不要なデータを完全に消去し、新たな状態で使用することができます。
まとめ
外付けSSDの容量不足が続く場合、システムキャッシュやログファイルが原因であることが多いです。First Aidやセーフモードでの修復を行っても解決しない場合は、キャッシュやログの削除、バックグラウンドプロセスの確認、さらには外付けSSDのフォーマットを試みることが有効です。
それでも問題が解決しない場合は、MacOSの再インストールや外付けSSD自体の不具合を疑う必要があります。これらの手順を順に試し、問題解決を目指しましょう。

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