Microsoft Accessに毎週異なるCSVファイルをインポートし、新しいテーブルを作成する方法を知りたい方は多いでしょう。ファイル名に規則性がなく、データ型やフィールド名は毎回同じという場合でも、効率的に作業を進める方法があります。この記事では、インポート操作を自動化し、毎回新しいテーブルを作成する方法をご紹介します。
1. インポート操作の保存と使い回し
まず、Microsoft AccessでCSVファイルをインポートする際に「インポート操作の保存」を使うと、繰り返しインポート作業が簡単にできます。しかし、インポート後のテーブルが毎回上書きされてしまうため、新しいテーブルを作成する方法が求められます。
この場合、インポート操作を保存しておき、ファイル名やテーブル名を毎回手動で変更することが必要です。保存したインポート操作を使って別のファイルを読み込み、新しいテーブルを作成する方法について説明します。
2. VBAを使用して自動化する方法
Microsoft AccessのVBA(Visual Basic for Applications)を使うことで、CSVファイルを指定し、新しいテーブルを自動的に作成することができます。VBAでファイル名に基づいてテーブル名を変更し、データ型を指定するコードを組むことができます。
具体的には、VBAで「DoCmd.TransferText」メソッドを使用してCSVをインポートし、インポート先のテーブル名を動的に設定することが可能です。これにより、ファイル名が毎回異なる場合でも、テーブル名が自動的に変更され、新しいテーブルが作成されます。
3. ExcelでのVBAを使ったインポート方法
Excelを使ってインポート作業を行うこともできます。Excelに組み込まれたVBAを使い、指定したCSVファイルをAccessにインポートするマクロを作成できます。この方法では、インポートボタンを押すだけで、指定したデータ型で新しいテーブルを作成することができます。
ExcelのVBAでAccessに接続し、CSVファイルを指定してインポートするコードを作成することができます。このプロセスを自動化すれば、毎回手動でインポートする手間が省け、効率よく作業を進めることができます。
4. 手動でのテーブル名変更方法
もしVBAや自動化に抵抗がある場合、手動でテーブル名を変更することも可能です。インポート時に「テーブル名を変更」オプションを選び、CSVファイルに基づいて新しいテーブルを作成できます。
手動で操作する場合、インポートウィザードを使って毎回新しいファイルを選び、テーブル名を変更することで、新しいテーブルを作成することができます。ただし、この方法は繰り返し行う作業には向いていないため、自動化方法を学ぶことをおすすめします。
まとめ
Microsoft Accessで毎週異なるCSVファイルをインポートし、新しいテーブルを作成するには、インポート操作を保存して使い回す方法、VBAを使用して自動化する方法、またはExcelを使ったVBAの利用など、いくつかの方法があります。自動化を進めることで、毎回手動で設定する手間を省き、効率的にデータをインポートできるようになります。


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