今回は、M5StackのUIFlow1を使用して、Atom LiteとENV IVセンサーを組み合わせた熱中症対策用の温度計アラームを作成する方法を解説します。温度を30秒ごとに更新し、危険な温度になった際にアラームを鳴らす仕組みを作り、熱中症対策を強化するためのIoTデバイスを構築します。
M5StackとUIFlow1の準備
M5Stackは、簡単にプロトタイプが作成できるマイコンボードです。UIFlow1は、ブロックプログラミングを使って簡単にプログラムが組めるため、プログラミングの初心者にも適しています。まずは、M5StackとUIFlow1をセットアップしましょう。
1. M5StackをPCに接続し、UIFlow1の環境を整える。
2. M5StackのIDEを開き、新しいプロジェクトを作成。
使用するセンサー:Atom LiteとENV IV
今回は、温度と湿度を計測するために、M5Stack用のAtom LiteとENV IVセンサーを使用します。これらのセンサーは、温度と湿度のデータをリアルタイムで取得し、熱中症のリスクを予測するのに役立ちます。
1. ENV IVセンサーをM5Stackに接続。
2. 温度と湿度のデータを読み取るために、UIFlowで適切なブロックを設定します。
プログラムの作成
次に、30秒ごとに温度と湿度を更新し、設定した閾値を超えた場合にアラームが鳴るようにプログラムします。UIFlow1のブロックプログラミングで、次のようにプログラムします。
- 「時間の経過を待つ」ブロックを使用して、30秒ごとの更新を設定。
- 「温度と湿度を取得」ブロックを使用して、センサーからデータを読み取ります。
- 「条件分岐」ブロックを使用して、温度が設定した閾値を超えた場合にアラームを鳴らします。
これにより、指定した温度に達した場合に警告を出すことができます。
アラーム設定とデバイスの動作
アラームを鳴らすためには、M5Stack内蔵のスピーカーや外部スピーカーを使用できます。温度が危険な範囲に達した場合に音を鳴らすことで、ユーザーに警告を発します。
1. 「音を鳴らす」ブロックを設定して、温度が閾値を超えたときに音を出す。
2. 音量や音の種類を設定して、アラームのカスタマイズができます。
まとめ
これで、M5StackとUIFlow1を使用して、熱中症対策用の温度計アラームを作成する方法が完成しました。温度と湿度をリアルタイムで監視し、設定した温度に達した際にアラームを鳴らすことができます。このような簡単なプロジェクトを通じて、IoTデバイスの使い方やM5Stackの活用方法を学ぶことができます。


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