コンピュータとプログラミングの歴史を振り返ると、プログラム可能なコンピュータが登場した最初の時期に関する疑問が浮かびます。1940年代や1950年代の初期のコンピュータがどのようにプログラミング可能だったのか、その仕組みや背景について知ることは、現代のコンピュータ技術の進化を理解する上で非常に有益です。本記事では、プログラミングが可能となった初期のコンピュータについて解説します。
プログラミングが始まる前:エニアックとその前
1940年代のコンピュータ、特に1946年に登場したエニアック(ENIAC)は、現代のコンピュータの先駆けとなりましたが、エニアック自体はプログラミングができるわけではなく、ケーブルでの接続を使用してプログラムを設定していました。このような機械は、現代のようなソフトウェアでのプログラミングとは大きく異なり、ハードウェア的に直接プログラムを設定していたのです。
エニアックは、初期のデジタルコンピュータとして画期的でしたが、プログラムがハードウェアに依存しているため、プログラミングという概念をそのまま適用するのは難しいとされます。しかし、このようなコンピュータが後のプログラム可能なコンピュータの基礎を築くことになりました。
プログラミング可能なコンピュータの登場
プログラミング可能な最初のコンピュータとして広く認識されているのは、1950年代に登場した「ユニヴァーサル・コンピュータ」です。この時期に登場したコンピュータは、ユーザーがプログラムを変更し、実行できるようになったため、真の意味でのプログラミングが可能になったと言えます。
また、エドサック(EDSAC)など、メモリにプログラムを格納して処理するタイプのコンピュータも登場し、これがプログラミング可能なコンピュータの礎を築きました。これらのコンピュータは、現代のように「プログラム」としての処理が可能であり、プログラミングという概念を初めて実現したと言われています。
2進数入力と最初のプログラム可能コンピュータ
初期のコンピュータでは、2進数の入力が主流でした。これらのコンピュータは、バイナリコードを直接キーボードから入力し、プログラムを実行する仕組みでした。例えば、初期のコンピュータには、キーボードで0と1だけを入力し、機械がそれに従って処理を行うタイプのものもありました。
これらの機械では、プログラムを手動で入力し、実行する形が一般的でした。これにより、プログラミングの基本的な概念が確立され、後のコンピュータプログラミングの発展に繋がりました。
プログラミングの概念が進化する過程
プログラム可能なコンピュータが登場することで、プログラミングの概念も急速に進化しました。エドサックやユニヴァーサル・コンピュータがその先駆けとなり、次第にプログラムを書くためのより高いレベルの言語が開発されていきました。
この進化により、後のコンピュータ科学者たちは、より直感的で高効率なプログラムを作成するために、アセンブリ言語や高級プログラミング言語の開発に取り組みました。これにより、プログラミングが現代のように一般的で効率的な作業となる道が開かれました。
まとめ
最初のプログラミング可能なコンピュータは、1940年代後半から1950年代初頭に登場しました。エニアックのような初期の機械は、現代のプログラム可能なコンピュータとは異なり、ケーブル接続でプログラムを設定していましたが、その後、メモリにプログラムを格納して動作するコンピュータが登場し、真のプログラミングが可能になりました。この進化は、現代のプログラミングの基礎を作る大きな一歩となりました。
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