エクセルを使って品番を入力した際に、商品名や単位（個、kgなど）を自動的に入力させる方法について解説します。例えば、品番を入力するだけで、その品番に対応する商品名や単位を別のシートから取得して表示させることができます。この作業を効率よく行うための方法をご紹介します。
1. VLOOKUP関数を使って異なるシートから情報を取得する
エクセルでは、別シートにあるデータを参照して情報を表示するために「VLOOKUP」関数を使います。この関数は、指定した検索値に基づいて、異なるシートの対応するデータを返します。例えば、品番を入力すると、別のシートに記載されている商品名や単位が自動で入力されるようになります。
手順：
- データを格納したシート（商品リスト）を作成します。
- 「品番」、「商品名」、「単位」をそれぞれ別の列に入力します。
- 自動入力させたいシートで、VLOOKUP関数を使用して商品名や単位を取得します。
例えば、商品リストシートの品番（A列）に対応する商品名（B列）と単位（C列）を取得する場合、次のようなVLOOKUP関数を使用します。
=VLOOKUP(A2,商品リスト!A:C,2,FALSE)
この関数は、A2セルに入力された品番に一致する商品名を商品リストシートから探して表示します。単位も同様に、VLOOKUP関数を使って取得できます。
2. データベースを使って複数の品番を一度に管理する方法
もし品番が多く、商品名や単位も頻繁に変わるような場合、データベースとして商品リストシートを使い、VLOOKUP関数で一度に管理するのが効果的です。
その際、品番や商品名、単位を追加・変更することで、入力欄に自動的に最新の情報が反映されます。これにより、更新のたびに手動で情報を入力する必要がなくなります。
3. データが正しく入力されない場合の確認ポイント
VLOOKUP関数を使っても、情報が正しく表示されない場合があります。原因として考えられる点は以下の通りです。
- 品番が商品リストに正しく一致していない。
- 検索範囲（商品リストシート）の指定範囲が正しく設定されていない。
- VLOOKUP関数の第4引数（FALSE）が設定されていない場合、近似値で検索されることがある。
4. まとめ
エクセルで品番を入力すると、自動的に商品名や単位を別シートから取得する方法は、VLOOKUP関数を使用することで簡単に実現できます。異なるシートにあるデータを参照することで、手間を減らし、効率よくデータ管理を行うことができます。関数が正しく動作しない場合は、設定の確認をしっかりと行いましょう。
コメント