Excelで仕入れ価格を入力するだけで、理想の販売価格が一発で計算される数式を作成する方法について解説します。送料、サイト元への手数料、固定の利益率を考慮して、販売価格を自動的に算出できるようになります。
販売価格を計算するための基本的な数式の作り方
販売価格を計算するためには、仕入れ価格に送料、手数料、利益を加味する必要があります。今回は、送料600円、サイト元への手数料13%、固定利益率20%を考慮した販売価格の計算方法を紹介します。
Excelでの数式設定方法
まず、Excelに以下のセル設定をします。
- セルA1: 仕入れ価格(例: 1000円)
- セルA2: 送料(例: 600円)
- セルA3: サイト元への手数料率(例: 13%)
- セルA4: 利益率(例: 20%)
次に、販売価格を算出するための数式をセルA5に入力します。数式は次のようになります。
=A1 + A2 + (A1 + A2) * A3 + (A1 + A2 + (A1 + A2) * A3) * A4
この数式では、仕入れ価格(A1)と送料(A2)を足した金額に、手数料(A3)と利益率(A4)を順番に適用して販売価格を計算します。
数式の解説
この数式の動作は以下の通りです。
- 最初に仕入れ価格(A1)と送料(A2)を合計します。
- 次に、合計金額に手数料(A3)を加算します。
- その後、手数料を加えた金額に利益率(A4)を加算して、最終的な販売価格を計算します。
このように、仕入れ価格と送料を基にして、手数料と利益を加算することで、最適な販売価格を算出できます。
実際の数式例
例えば、仕入れ価格が1000円、送料が600円、手数料が13%、利益率が20%の場合、数式は次のように計算されます。
1000 + 600 + (1000 + 600) * 0.13 + (1000 + 600 + (1000 + 600) * 0.13) * 0.2 = 1000 + 600 + 208 + 260.8 = 2068.8
この結果、理想の販売価格は2068.8円となります。
まとめ:Excelで自動的に販売価格を計算する方法
Excelで仕入れ価格を入力するだけで、送料、手数料、利益率を考慮した理想的な販売価格を自動的に算出できる数式の作成方法をご紹介しました。この数式を活用すれば、販売価格の設定が簡単に行えるようになります。


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