Googleクラスルームで一度課題を提出した後、修正のために提出を取り消し、再提出しようとして期限を過ぎてしまうと、「最初に出したファイルはどうなるのか」「履歴は残っているのか」と強い不安を感じる方は少なくありません。本記事では、Googleクラスルームの仕組みを踏まえ、提出データや履歴がどのように扱われるのかを整理します。
Googleクラスルームの「提出」と「提出取り消し」の基本仕様
Googleクラスルームでは、課題を提出するとその時点のファイルが教師側に共有されます。しかし「提出取り消し」を行うと、課題は未提出状態に戻り、教師側からはその提出物は原則として確認できなくなります。
これは差し替えを前提とした設計であり、学生側が再編集できるようにするための仕様です。そのため、提出取り消し後は「提出済み」という扱いにはなりません。
修正前のファイルは教師側に残っているのか
基本的な挙動として、提出取り消しを行った時点で、教師の課題一覧には提出物が表示されなくなります。つまり、クラスルーム上では修正前のファイルは提出物として残らないのが一般的です。
ただし、教師が期限前にすでにファイルを開いて内容を確認していた場合や、Googleドライブ上でコピーを作成していた場合には、間接的に内容を把握している可能性はあります。
提出取り消しや操作時間の履歴は記録される?
学生側が「いつ提出したか」「いつ提出を取り消したか」といった操作履歴が、教師に自動で詳細表示されることはありません。教師側の画面では、主に「提出済み」「未提出」「期限後提出」といった状態のみが表示されます。
ただし、Googleドライブのファイル自体には編集履歴や更新日時が残るため、状況次第では提出・修正の流れを推測できる場合があります。
期限を過ぎて未提出になった場合の扱い
再提出が期限に間に合わなかった場合、クラスルーム上の表示は「未提出」または「期限後」となります。これはシステム上の自動判定であり、意図せずそうなってしまうケースも珍しくありません。
この状態でも、教師側で手動対応(再提出の許可や期限延長)が行われることは多く、即座に評価が確定するわけではありません。
実際に取るべき現実的な対応
最も重要なのは、できるだけ早く教師に事情を説明することです。「一度提出していたが修正のために取り消した」「再提出が期限を過ぎてしまった」という事実を正直に伝えることで、理解を得られる可能性は高まります。
その際、修正済みファイルをGoogleドライブ共有やメール添付で提出できるか相談するのも一つの方法です。
まとめ:仕様を理解し、早めの相談が重要
Googleクラスルームでは、提出取り消しを行うと修正前のファイルは原則として教師側には残らず、期限を過ぎると未提出扱いになります。また、操作時間の詳細な履歴が教師に自動表示されることはありません。
ショックな状況ではありますが、システム上よくあるケースでもあります。早めに状況を説明し、誠実に対応することで救済される可能性は十分にあります。


コメント