クリップスタジオでアニメーションセルを結合した後に片方のレイヤーしか表示されない問題を解決する方法について説明します。アニメーション制作時にセル同士を結合しても、意図したように両方のレイヤーが表示されない場合、いくつかの設定や操作を確認する必要があります。
1. アニメーションセルの結合方法を再確認
まず最初に確認したいのは、アニメーションセル同士の結合が正しく行われているかどうかです。クリップスタジオでは、複数のセルを結合する際に「レイヤーの統合」や「アニメーションセルの結合」などの操作が必要です。この操作が適切に行われていないと、期待した結果が得られないことがあります。
結合手順としては、まず「タイムライン」ウィンドウでアニメーションセルを選択し、右クリックで「レイヤーを結合」を選択することでセルが結合されます。これを確認してから次に進みましょう。
2. レイヤーの表示設定を確認
次に確認するべきはレイヤーの表示設定です。クリップスタジオでは、レイヤーが非表示になっていることがあります。レイヤーの左側にある目のアイコンがグレーアウトしていないか、確認してください。もしグレーアウトしている場合、クリックして表示状態に戻す必要があります。
また、レイヤーが「結合された状態」で隠れている場合もあるので、レイヤーの透明度や順番も確認して、問題のレイヤーが正しく表示されるように調整してください。
3. レイヤーの描画順序をチェック
レイヤーの順番も問題の原因となることがあります。アニメーションの各セルが正しく重なって表示されるためには、レイヤーの順番が重要です。タイムラインウィンドウでセルを選択した後、レイヤーパレットで「描画順序」が正しいか確認します。レイヤーの順序を変更することで、意図した通りに両方のセルを表示できる場合があります。
4. 描画モードの確認
クリップスタジオでは、レイヤーに適用する描画モード(例:乗算、スクリーンなど)によって、レイヤーの合成方法が変わります。これが原因で片方のレイヤーしか見えないことがあります。レイヤーパレットで「描画モード」を「標準」に設定することで、レイヤーの表示が正常に戻ることがあります。
まとめ
クリップスタジオでアニメーションセル同士を結合した後に片方のレイヤーが表示されない場合、結合方法やレイヤーの表示設定、描画順序、描画モードの設定を見直すことが解決につながります。これらの点を確認して問題を解決しましょう。もしこれらを試しても解決しない場合は、クリップスタジオのサポートに問い合わせるか、アップデートを確認するのも良いでしょう。


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