Cinema 4D Liteを使い始めたばかりの方にとって、オブジェクトのアンカーポイント(原点)を変更する方法は少し難しく感じるかもしれません。特に古いバージョンの情報と新しいバージョンでは操作方法が異なることもあります。この記事では、Cinema 4D Liteでオブジェクトのアンカーポイントを変更する方法を、最新バージョンに基づいて解説します。
アンカーポイントとは?
アンカーポイントとは、オブジェクトが回転、スケール、移動する際の基準となる点です。デフォルトでは、オブジェクトの中心がアンカーポイントに設定されますが、これを変更することでオブジェクトの動きや配置を自由に調整できます。
例えば、オブジェクトを回転させる場合、アンカーポイントがどこに設定されているかで回転の挙動が大きく異なります。これをうまく活用することで、より精密なモデリングやアニメーションが可能になります。
Cinema 4D Liteでアンカーポイントを変更する手順
Cinema 4D Liteでは、アンカーポイントを「軸(Axis)」と呼びます。以下の手順で軸を変更することができます。
- オブジェクトを選択します。
- 「軸モード(Axis Mode)」を有効にします。これを行うには、ツールバーの「軸モード」をクリックするか、ショートカットキー「L」を押します。
- アンカーポイント(軸)を移動させるために、オブジェクトの軸をドラッグします。これにより、オブジェクトの回転や移動の基準となる点が変更されます。
- 変更が完了したら、再度「軸モード」を無効にして、通常の操作に戻ります。
これで、オブジェクトのアンカーポイントを自由に調整することができます。
アンカーポイントを変更する際の注意点
アンカーポイントの位置を変更することで、オブジェクトの挙動が大きく変わります。そのため、アニメーションを作成している場合、アンカーポイントの変更がどのように影響するかを確認することが重要です。
また、アンカーポイントを変更した後は、オブジェクトの位置や回転を再調整する必要があるかもしれません。特に複数のオブジェクトが連動している場合や、親子関係にあるオブジェクトの場合は、注意深く確認しながら作業を進めましょう。
まとめ
Cinema 4D Liteでオブジェクトのアンカーポイント(軸)を変更することは、モデリングやアニメーションの精度を向上させるために非常に有用です。軸モードを活用することで、自由自在にオブジェクトの動きをコントロールできます。初めての方でも簡単に操作できるので、是非試してみてください。


コメント