Windows 11にアップグレードした後、エクスプローラーでファイルの並び順が即座に更新されなくなったという問題が報告されています。この問題が発生する原因と、解決方法について解説します。
Windows 11でのエクスプローラーの仕様変更
Windows 10では、エクスプローラーの「更新日時」で並べ替えた場合、新しくファイルを作成したり保存したりすると、保存先のフォルダが即座に更新されて最新のファイルが一番上に表示されていました。しかし、Windows 11ではこの動作が変更され、フォルダを開いたままで新しいファイルが自動的に表示されなくなりました。この挙動は、仕様変更によるものです。
Windows 11では、ファイルエクスプローラーの「自動ソート更新(Auto Arrange / Auto Refresh)」が一部抑制される仕様に変更されました。これにより、ファイルの更新状況を反映するには、手動で更新(F5キーを押す)を行う必要があります。
ユーザー固有の問題の可能性
一部のユーザーからは「Windows 11の仕様変更ではない」とする意見もあります。その場合、問題がユーザー固有のものである可能性もあります。例えば、エクスプローラーの設定やシステムの不具合、または特定のソフトウェアやドライバーが原因となっていることがあります。
まずは、以下の点を確認してみましょう。
- エクスプローラーの設定: エクスプローラーの設定で自動的に更新が無効になっている場合があります。
- ディスプレイドライバ: グラフィックドライバーの問題が原因となっている可能性もあります。
- システムファイルのエラー: Windowsシステムにエラーがある場合も、このような挙動が発生することがあります。
問題の解決方法
Windows 11でファイルの表示更新が即座に行われない場合、以下の方法で問題を解決できることがあります。
1. エクスプローラーの再起動
エクスプローラーが正常に動作していない場合、再起動することで問題が解決することがあります。タスクマネージャーから「Windowsエクスプローラー」を再起動してみましょう。
2. システムの設定を確認する
「自動更新」オプションが無効になっていないか確認し、無効になっている場合は有効に変更します。設定方法は、エクスプローラーの「表示」設定で確認できます。
3. Windows Updateの実行
最新のWindowsアップデートを適用することで、バグ修正が行われることがあります。定期的にWindows Updateを実行して、最新の修正プログラムを適用してください。
まとめ
Windows 11におけるエクスプローラーの自動更新の問題は、主に仕様変更によるものですが、ユーザー固有の問題である可能性もあります。設定やドライバーの問題を確認したり、システムの修復を試みたりすることで、問題を解決できることがあります。エクスプローラーの挙動が変わってしまった場合でも、少しの設定変更で元の動作を取り戻すことができます。


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