CADで作図する際に、特に系統図などで悩むことが多いのが「囲み線」の捉え方です。今回は、部屋名が記載された囲み線をどのように捉えるべきか、そして画層分けを行う上での適切な方法について詳しく解説します。
1. 囲み線の捉え方
囲み線をどう捉えるかは、作図の目的によって異なります。質問者のケースでは、部屋名が記載された囲み線に関して、以下の2つの選択肢があります。
- ①部屋名が書かれているので、部屋の仕切りをイメージした立面として囲み線を捉える
- ②複数の配線を囲んだ範囲を表す記号として捉える
このどちらの方法が適切かを判断するには、設計の意図や作図の目的を考慮する必要があります。
2. 部屋名を基にした囲み線の捉え方
もし囲み線に記載された部屋名が実際の「部屋の仕切り」を示すものであれば、その囲み線を部屋の境界として捉えるのが自然です。例えば、複数の配線が通っている部屋の仕切り線として、部屋の位置や範囲を示すために囲み線を使うことができます。
この場合、囲み線自体が「部屋」を意味するため、その部分を1つの画層としてまとめることが有効です。画層の分け方としては、「部屋」と「配線」それぞれを個別のレイヤーに分けて管理する方法が考えられます。
3. 配線範囲を表す囲み線の捉え方
一方で、囲み線が「複数の配線を囲んだ範囲を示す記号」として使用されている場合、その囲み線は部屋の仕切りではなく、配線の範囲やエリアを示している可能性があります。
この場合、囲み線を「配線範囲を示す記号」として捉え、配線に関連するデータを整理するための目印として使用することができます。配線や電気系統など、配置場所が重要な情報を示す際には、囲み線を使って簡潔に表現することができます。
4. CADでの画層分けのポイント
CADでの作図時、特に画層分けは整理整頓を意識することが重要です。部屋名や配線、構造物をそれぞれ適切な画層で分けることにより、設計内容が見やすく、管理もしやすくなります。例えば、部屋ごとの仕切り線や配線が異なる場合、それぞれに異なる色や線種を設定しておくことで、視覚的に区別が付きやすくなります。
また、囲み線を使って複数の配線を区切る場合、その囲み線を「配線範囲の表示」として別のレイヤーにして管理することが推奨されます。これにより、配線を個別に管理しやすくなり、後の修正や追加作業もスムーズに行えるようになります。
まとめ
CADでの囲み線の捉え方については、部屋名が記載された場合、部屋の仕切りを表す囲み線として捉えることが一般的ですが、配線範囲を示す記号として捉えることも可能です。それぞれの意図を明確にし、適切な画層分けを行うことが作図をスムーズに進めるためのポイントです。どちらの方法を選んでも、画層分けや視覚的な整理を意識することで、効率的な作図が可能になります。


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