Wacom Cintiq16をPCに接続する際に、特にDP Altモード非対応のPCと接続する場合、接続トラブルが発生することがあります。今回は、サンワサプライの変換アダプタを使って接続した際に発生した問題とその解決方法について詳しく解説します。
1. DP Altモード非対応PCの接続問題
Wacom Cintiq16は、USB Type-C接続を利用して画面の表示やタッチ機能を提供しますが、PCがDP Altモードに対応していない場合、正常に認識されないことがあります。今回のケースでは、サンワサプライの変換アダプタを使用し、PCに接続したものの、画面が表示されないという問題が発生しています。
この問題は、使用しているPCのポートがDP Altモードに対応していないために起こります。通常、USB Type-CポートがDP Altモードに対応している必要がありますが、非対応のポートでは正常に機能しません。
2. サンワサプライの変換アダプタ使用時の問題
サンワサプライの「HDMI-Type-C (DP Altモード) 変換アダプタ」については、製品自体がUSB Type-C接続を提供しますが、接続先のポートがDP Altモードに対応していない場合、アダプタが正常に機能せず、Wacom Centerの認識に失敗することがあります。
この場合、変換アダプタには特に追加のドライバは必要ありませんが、PCのポートがDP Altモードに対応しているかどうかを確認することが重要です。DP Altモード非対応のポートでは、画像は映りますが、タッチ機能やWacom Centerとの接続がうまくいかないことが多いです。
3. Wacom Centerに認識されるが画面が映らない場合の対応策
PCのDP Altモード非対応のポートに接続した場合、Wacom Centerには認識されるが画面が映らないという現象が発生しています。この場合、タブレットの状態が「板タブ」と表示され、画面が表示されないことがあります。
この問題を解決するためには、PCの別のポートに接続するか、DP Altモードに対応したポートを使用する必要があります。PC側の接続ポートを確認し、DP Altモードに対応しているポートを選んで接続することが解決への第一歩です。
4. 純正ケーブルの使用について
もし問題が解決しない場合、純正のケーブルを購入して使用することが最も確実な方法です。Wacomの純正ケーブルは、Cintiq16との接続を確実にサポートしており、DP Altモードに最適化されています。これにより、PCとの互換性が保証され、接続トラブルを回避することができます。
特に、PC側のポートがDP Altモードに対応していない場合、純正ケーブルを使用することで、アダプタを介した接続の問題を避けることができるため、安定した接続を実現できます。
5. まとめ
Wacom Cintiq16をPCに接続する際の問題として、DP Altモード非対応のPCで発生する認識問題や画面表示の不具合について解説しました。サンワサプライの変換アダプタを使用した場合、PCのポートがDP Altモードに対応しているかを確認することが重要です。最終的に、純正ケーブルを使用することで、接続の安定性を確保することができます。


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