OBSを使用して配信や録画を行っている際、喋っている自分の声が自分にも聞こえてしまい、さらに数秒遅れで聞こえる現象に悩まされることがあります。この問題は、エコーや遅延の設定が原因で発生することが多いです。この記事では、自分の声を自分に聞こえないようにして、相手にだけ声を届ける方法を解説します。
OBSで発生するエコーの原因とは
まず最初に、OBSで自分の声と相手の声が遅れて再生される原因を理解しましょう。エコーや遅延が発生するのは、音声入力と出力の設定が適切に調整されていない場合です。特に、自分のマイク音声がモニタリングされている設定では、自分の声が遅れて聞こえることがあります。
OBSの音声モニタリング設定を見直すことで、この問題を解決できることがほとんどです。音声モニタリングは、マイクの音声がスピーカーやヘッドフォンにどのように出力されるかを制御する機能で、この設定を誤って設定しているとエコーや遅延が発生することがあります。
自分の声をモニタリングしない設定に変更する方法
OBSで自分の声を相手にだけ届けるためには、まず「音声モニタリング」の設定を変更する必要があります。音声モニタリングを無効にすることで、自分の声を自分で聞かなくすることができます。以下の手順で設定を変更しましょう。
- OBSを開き、画面下部の「音声ミキサー」セクションに移動します。
- 自分のマイク音声の横にある歯車アイコンをクリックし、「音声モニタリング」を選択します。
- 「モニタリングなし」を選択し、自分のマイク音声が自分に聞こえないようにします。
この設定を行うことで、録音や配信中に自分の声が遅れて再生されることはなくなります。これで、自分の声を相手にだけ届ける準備が整います。
遅延やエコーの問題が改善しない場合の追加設定
もし、音声モニタリングを無効にしてもエコーや遅延が改善されない場合は、以下の追加設定を試してみましょう。
- 音声デバイスの設定を確認:マイクやスピーカーの設定が適切でない場合、音声遅延が発生することがあります。デバイス設定を再確認し、最新のドライバをインストールすることが重要です。
- 遅延設定を調整:OBSの「設定」→「音声」タブで「遅延の補正」を設定することで、音声の遅延を調整することができます。遅延が大きい場合、音声のズレを最小限に抑えるために補正値を調整してみましょう。
OBSで音声遅延が発生する他の原因とその対処法
音声遅延やエコーが発生する原因は、OBS内だけではなく、使用しているPCやオーディオデバイスにも起因することがあります。特に、PCの処理能力やUSBマイク、オーディオインターフェースの設定によって遅延が発生することがあります。
これを改善するためには、次のような対処法を試すと効果的です。
- PCのパフォーマンスを最適化:CPUやメモリの使用率が高いと、OBSが適切に動作せず遅延が発生することがあります。不要なアプリケーションを閉じることで、OBSのパフォーマンスを向上させることができます。
- オーディオインターフェースの設定を見直す:USBオーディオインターフェースを使用している場合、その設定を見直し、レイテンシーを最小化するための設定を行いましょう。
まとめ
OBSで自分の声を相手にだけ届けるためには、音声モニタリングの設定を無効にすることが最も簡単で効果的な方法です。音声モニタリングを無効にすることで、自分の声が遅延やエコーで聞こえることを防ぐことができます。それでも改善しない場合は、遅延設定やPCのパフォーマンスを見直すことで、さらに改善が見込めます。
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