Excelを使用していて、電話番号やURLを入力すると自動的にハイパーリンクが挿入されることがあります。この挿入されるアンダーバー付きのリンクを解除したい場合、どうすればよいかを解説します。
1. ハイパーリンクが自動的に挿入される理由
Excelでは、電話番号やURLなどを入力すると、自動的にハイパーリンクとして認識され、リンクのスタイルが適用されます。これが「オートコレクト」機能によって引き起こされるもので、文字列をリンクとして扱いたい場合に便利ですが、時には不要な場合もあります。
2. 右クリックで解除できない場合の対処法
質問にあったように、右クリックメニューに「ハイパーリンクの解除」が表示されない場合、オートコレクト機能を無効にする必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください。
- 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
- 「文章校正」を選び、「オートコレクトのオプション」をクリックします。
- 「オートフォーマット」タブを選択し、「インターネットおよびネットワークのパスをハイパーリンクにする」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。
これで、Excelが電話番号やURLを自動的にリンクに変換することはなくなります。
3. 手動でハイパーリンクを解除する方法
すでに挿入されたハイパーリンクを解除する方法もあります。これには以下の手順を実行します。
- リンクを右クリックし、「ハイパーリンクの削除」を選択します。
- これにより、セル内のリンクが削除され、テキストとして表示されます。
もし右クリックで解除ができない場合は、手動でリンクを削除した後に、上記の「オートコレクト」の設定を変更することをお勧めします。
4. 他の方法でリンクの挿入を無効にする
もしオートコレクトの設定を変更せずに一時的にリンクの挿入を無効にしたい場合、入力する際に文字列の前後にシングルクォート(’)を挿入すると、Excelはそれをリンクとして認識しません。例えば、’123-456-7890 のように入力することで、電話番号がリンクとして処理されなくなります。
まとめ
Excelで自動的に挿入されるハイパーリンクを解除するためには、「オートコレクト」の設定を変更することが最も効果的です。また、手動でリンクを解除することもできます。これらの方法を使えば、不要なリンクを簡単に管理することができます。
コメント