Microsoft Teamsでチャットを利用してWordファイルを送信した後、そのファイルに編集を加えた場合、相手側にその変更が反映されるかどうかは、ファイルの保存場所や送信方法によって異なります。本記事では、Teamsのファイル共有の仕組みと、変更の反映方法について解説します。
Microsoft Teamsで送信済みのWordファイルの種類と変更の反映
Microsoft Teamsで送信されたWordファイルは、保存場所によって編集後の変更が相手に反映されるかどうかが決まります。主に次の3つのケースが考えられます。
① クラウドに保存されたWordファイル(OneDriveやSharePoint)
Teamsのチャットでファイルを送信すると、自動的にOneDriveやSharePointに保存され、リンクが共有されることがあります。この場合、送信したWordファイルを編集すると、相手側も最新版を見ることができます。
- 編集した内容はリアルタイムで相手にも反映される
- 相手が開くたびに最新バージョンが表示される
- 共同編集が可能(同時編集も可能)
② チャットに直接アップロードしたローカルファイル
パソコンのローカルフォルダにあるWordファイルをTeamsのチャットに直接アップロードして送信した場合、送信時点のデータが相手にコピーされます。この場合、後から編集しても相手側には変更が反映されません。
- 相手側には送信時点のファイルが残る
- 編集後の変更を反映させるには、新しいファイルを再送する必要がある
③ チャネルの「ファイル」タブを利用して送信
Teamsのチャネル内の「ファイル」タブを通じてWordファイルを共有した場合、そのファイルはSharePoint上に保存されるため、編集内容は相手にも反映されます。
- チームメンバー全員が同じファイルを編集可能
- バージョン管理ができるため、過去の編集履歴を確認できる
送信済みのWordファイルを編集して相手に変更を反映させる方法
もしローカルファイルを送信してしまい、後から編集した内容を相手に反映させたい場合、以下の方法を試してみましょう。
① 新しいバージョンのファイルを再送する
最もシンプルな方法は、編集後のWordファイルを再度Teamsのチャットにアップロードし、相手に送ることです。
- 編集したWordファイルを保存する
- Teamsのチャットを開き、「ファイル」ボタンをクリック
- 新しいバージョンのファイルをアップロードし、相手に伝える
② OneDriveやSharePointにアップロードして共有リンクを送る
ファイルをOneDriveやSharePointにアップロードし、リンクを共有すると、相手は常に最新版のファイルを見ることができます。
- OneDriveまたはSharePointにファイルをアップロード
- 「リンクを取得」から共有リンクを作成
- Teamsのチャットでリンクを相手に送る
この方法なら、相手がリンクを開くたびに最新のバージョンを確認できます。
まとめ|Teamsで送信したWordファイルの編集と変更の反映
Microsoft Teamsで送信済みのWordファイルに変更を加えた場合、変更が相手に反映されるかどうかは、以下の要因によります。
- OneDriveやSharePointに保存されたファイル → 変更が反映される
- ローカルファイルを直接アップロード → 変更は反映されない
- チャネルの「ファイル」タブで共有 → 変更が反映される
もし、ローカルファイルを送信した後に編集を加えた場合は、新しいバージョンのファイルを再送するか、クラウドストレージを利用して最新版を共有するのが最適な方法です。
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