Mac(M1)環境でNDItoolsのNDIVirtualInputを使用し、タッチデザイナーのNDI出力をOBSに入力する際に問題が発生することがあります。特に、NDIVirtualInputが起動した際にメニューバーにNDIの文字が表示されない、またはアプリがクラッシュするという問題です。本記事では、このような問題に対する解決策や設定方法を解説します。
1. NDI Virtual Inputの基本設定を確認する
まず、NDI Virtual Inputが正しくインストールされ、適切に設定されているかを確認します。NDI Virtual Inputを起動する際、Rosetta 2で開くオプションが有効になっていることが重要です。M1チップを搭載したMacでは、Rosetta 2を使用することでIntelアプリケーションを正常に動作させることができます。これにより、NDI Virtual Inputが問題なく起動する可能性が高まります。
もしRosetta 2を使用しているにもかかわらず問題が発生する場合は、NDI Virtual Inputを再インストールし、インストール後に必要な権限(ネットワークアクセスなど)を設定してみましょう。
2. メニューバーにNDIのアイコンを表示させる方法
メニューバーにNDIのアイコンが表示されない場合、NDI Virtual Inputの設定が正しく完了していない可能性があります。まずは、NDI Virtual InputがMacのメニューバーに表示されることを確認するため、アプリケーションを一度終了し、再起動してみてください。
また、Macの「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」>「ネットワーク」で、アプリケーションにネットワークアクセスを許可しているか確認します。特に、NDIはネットワーク経由でデータを送受信するため、アクセス許可が正しく設定されていないと正常に動作しないことがあります。
3. NDI出力がOBSに正常に表示されない場合の対処法
NDI Virtual InputをOBSに入力する際、問題が発生することがあります。まず、OBSのNDIプラグインが最新バージョンであるか確認してください。古いプラグインや互換性のないバージョンが原因で、NDI出力が正常にOBSに表示されないことがあります。
次に、タッチデザイナーのNDI出力設定が正しく行われているか、またネットワーク接続が安定しているか確認しましょう。ネットワークの遅延や接続不良も、NDI出力の問題の原因になることがあります。
4. NDI Virtual Inputのクラッシュ問題を解決する方法
「About Virtual Input」をクリックした際にアプリケーションがクラッシュする問題が発生した場合、NDI Virtual Inputのバージョンが原因であることが考えられます。最新のアップデートをインストールすることで、バグが修正される可能性があります。
また、アプリケーションのキャッシュや設定ファイルが破損している場合もクラッシュの原因となることがあります。NDI Virtual Inputの設定をリセットしたり、一度アンインストールしてから再インストールすることも効果的です。
まとめ
Mac(M1)でNDI Virtual InputをOBSに入力する際の問題は、設定の見直しやソフトウェアの更新、適切な権限設定などで解決することができます。特に、Rosetta 2を使用したアプリケーションの動作確認、OBSのプラグインの更新、NDI出力のネットワーク設定が重要です。また、アプリケーションがクラッシュする場合は、再インストールやキャッシュのリセットを試みるとよいでしょう。これらの手順を踏むことで、問題を解決し、正常にNDIの入力が行えるようになるはずです。
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