最近、M1チップ搭載のMacを使用していると、Google ChromeやSafariなどのブラウザが頻繁に固まる、または応答しなくなるという問題が報告されています。特に、ブラウザの履歴を削除し、Chromeを再インストールしても症状が改善しない場合、他の原因が考えられます。この記事では、この問題の原因とその対処法について詳しく解説します。
ブラウザが固まる主な原因
ブラウザが頻繁に固まる原因として、以下の点が考えられます。
- キャッシュや履歴の蓄積:ブラウザのキャッシュや履歴が大量に蓄積されると、処理が重くなり、応答しなくなることがあります。
- 拡張機能の不具合:インストールされている拡張機能が原因で、ブラウザが正常に動作しない場合があります。
- macOSやブラウザのバージョンの不一致:macOSやブラウザのバージョンが最新でないと、互換性の問題が発生し、ブラウザが固まることがあります。
- システムリソースの不足:メモリやCPUの使用率が高いと、ブラウザが正常に動作しなくなることがあります。
対処法
上記の原因を踏まえ、以下の対処法を試してみてください。
1. ブラウザのキャッシュと履歴の削除
ブラウザの設定からキャッシュと履歴を削除することで、動作が軽くなる場合があります。具体的な手順は、各ブラウザの設定メニューから「履歴」や「プライバシー」の項目を選択し、該当するデータを削除してください。
2. 拡張機能の無効化
ブラウザの設定から拡張機能を確認し、不要なものや不具合を引き起こしている可能性のあるものを無効化または削除してください。
3. macOSとブラウザのアップデート
macOSやブラウザが最新のバージョンであることを確認し、必要であればアップデートを行ってください。特に、macOS Big Sur以降のバージョンでは、Chromeのサポートが終了する予定であるため、最新のmacOSへのアップデートが推奨されます。
4. システムリソースの確認
「アクティビティモニタ」アプリを使用して、CPUやメモリの使用状況を確認し、不要なプロセスを終了することで、システムリソースを確保してください。
5. セーフモードでの起動
Macをセーフモードで起動することで、サードパーティ製のソフトウェアが原因であるかを確認できます。セーフモードで問題が解消される場合、インストールされているソフトウェアの中に原因がある可能性があります。
まとめ
ブラウザが頻繁に固まる問題は、キャッシュや履歴の蓄積、拡張機能の不具合、macOSやブラウザのバージョンの不一致、システムリソースの不足など、複数の要因が考えられます。上記の対処法を順に試すことで、問題の解決が期待できます。それでも解決しない場合は、Appleのサポートに問い合わせることを検討してください。


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