アスクルの名刺テンプレートを使用してIllustratorでデザインを作成する際、適切なサイズ設定と入稿方法を理解しておくことが重要です。特に塗り足し線の設定やアートボードの設定に関して、初めての方は迷うことが多いでしょう。この記事では、Illustratorでアスクル名刺テンプレートを使ったデザイン作成とPDF入稿の流れについて解説します。
アスクル名刺テンプレートのサイズ設定
アスクルで名刺を作成する際、まず最初にテンプレートのサイズを確認する必要があります。アスクルの名刺テンプレートには、標準の名刺サイズ（91mm × 55mm）に加え、塗り足しを考慮したサイズ設定があります。塗り足しは、印刷時に裁断ズレを防ぐためにデザインがはみ出る部分を設定することです。
通常、アスクルの名刺テンプレートでは、塗り足しを3mm程度追加します。これにより、名刺の端が白くなることを防ぎ、印刷品質を保つことができます。Illustratorでこのサイズを設定する際は、アートボードのサイズを91mm × 55mmにし、塗り足し部分を追加して設定します。
Illustratorでのデザイン作成とアートボードの設定
Illustratorを使用して名刺デザインを作成する際、アートボードのサイズと塗り足し線のガイドを適切に設定することが必要です。以下の手順で設定できます。
- 新しいドキュメントを作成します。
- アートボードのサイズを「91mm × 55mm」に設定します。
- 塗り足しを3mm程度設定します。Illustratorの「ドキュメント設定」から「塗り足し」を入力し、ガイドラインを表示させます。
- ガイドを使って、デザインが塗り足し範囲に収まるように調整します。
これで、正確なサイズと塗り足し設定で名刺デザインが作成できます。
PDFでの入稿方法と注意点
デザインが完了したら、PDF形式で保存し、アスクルに入稿する準備が整います。PDFで入稿する際、以下のポイントに注意してください。
- PDF保存時に「Illustrator編集可能」や「高解像度」のオプションを選択します。
- 「塗り足し」を含む設定をPDF保存時に適用することを確認します。
- デザインが塗り足しガイドに収まっているか再確認し、余計な空白がないか確認します。
これで、アスクルに適した形式でPDFを保存できます。
トラブルシューティング：変換がうまくいかない場合
もし、デザインがうまく変換されない場合や、PDFが正しく表示されない場合は、以下の方法を試してみてください。
- アートボードのサイズが正しいか、塗り足し設定が適切に行われているかを確認します。
- Illustratorの「書き出し」オプションを使い、PDF/X-1a形式で保存すると、アスクルの入稿規定に最適なフォーマットで保存できます。
まとめ
アスクルで名刺テンプレートを使用してIllustratorでデザインを作成し、PDFで入稿する際は、アートボードのサイズと塗り足しの設定が非常に重要です。正しいサイズ設定を行い、PDFとして入稿することで、きれいな仕上がりの名刺を作成することができます。この記事で紹介した手順に従うことで、スムーズに名刺作成が行えます。
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