Macの外付けHDDが認識しない場合や、「First Aid」で修復が失敗する場合があります。特に、強制終了や不完全な取り外しが原因でエラーが発生することが多いです。この記事では、外付けHDDの修復方法とその際に試すべき手順を解説します。
外付けHDDが認識されない原因
外付けHDDがFinderで表示されず、ディスクユーティリティではグレーアウトしている場合、ファイルシステムに問題が生じていることが考えられます。特に、強制終了や電源の切り方が不適切だった場合、ディスクが不正にマウント解除され、エラーが発生することがあります。
また、HDDのファイルシステムが壊れてしまった場合、Macはそのディスクを正常に読み取ることができなくなり、エラーコードや「ファイルシステム検証の終了コードは8」のようなメッセージが表示されることがあります。
「First Aid」で修復ができない場合の対処法
ディスクユーティリティの「First Aid」を実行しても修復できない場合、次の手順を試してみましょう。
1. Safe Mode(セーフモード)で起動する
Macをセーフモードで起動することで、必要最低限のシステムでディスクの修復を試みることができます。セーフモードでは、キャッシュや不必要なファイルが無効化され、システムが安定した状態でディスク修復が行えます。
セーフモードで起動する手順は以下の通りです。
- Macの電源を切り、再度電源を入れます。
- Appleロゴが表示されたらすぐに「Shift」キーを押し続けます。
- セーフモードで起動したら、再度「First Aid」を試みてください。
2. ターミナルで修復コマンドを実行する
ターミナルを使用して、手動でディスク修復を試みることもできます。ターミナルでコマンドを実行することで、より深い修復が行えることがあります。
ターミナルを使用する方法は以下の通りです。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開きます。
- 以下のコマンドを入力し、Enterを押します:
sudo fsck_hfs -fy /dev/rdisk6s2
※「/dev/rdisk6s2」は、修復したいディスクのパスに置き換えてください。
コマンドが正常に完了した場合、ディスクの修復が行われます。
TimeMachineバックアップのリストアを試す
外付けHDDに保存されているデータが重要で、修復がうまくいかない場合は、TimeMachineを使用してバックアップから復元することを検討しましょう。
TimeMachineバックアップからの復元は、以下の手順で行えます。
- TimeMachineバックアップドライブを接続します。
- 「システム環境設定」から「TimeMachine」を開き、「バックアップを復元」を選択します。
- 復元したいバックアップの日時を選び、復元を実行します。
これにより、HDDのデータを以前の状態に戻すことができます。
まとめ
Macの外付けHDDが認識しない場合や「First Aid」で修復できない場合、いくつかの方法で修復を試みることができます。Safe Modeで起動したり、ターミナルを使用して修復コマンドを実行する方法を試してみましょう。
それでも問題が解決しない場合、TimeMachineバックアップからの復元を試みることが有効です。万が一のデータ損失を防ぐためにも、定期的にバックアップを取ることが重要です。
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